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鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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コラボカフェより妄想した現パロ

朝早くからですが、二度寝する気になれなかったので昨晩作ったジョカゲSSをアップします。
コラボカフェより妄想した現パロ話。佐久間さんのウェイター姿も可愛いけれど、スパイマスターのマスター姿もカッコイイw
誰の視点かは敢えて書かないようにしてみましたが、モブではありません。8人の中の誰かです。


【カフェで貴方と】

カランカラン・・・

扉を開けると、来客を知らせる鐘が小さく鳴った。

「いらっしゃいませ」
「・・・?」
通い慣れた喫茶店だが、初めて出迎えの挨拶を聞いた。
「あの・・・失礼ですが、貴方は?」
そもそも僕を出迎えたその男は、いつものマスターではなかった。
更にいうと、マスター以外の人とここで会うのも初めてだった。
無口で不愛想なマスターが淹れる美味しいコーヒーと、コーヒーを淹れる以外の音が全くしないこの空間が気に入っていた。
マスターとの会話も唯一注文の時だけ。

・・・人付き合いが苦手というわけではないが、上辺だけの無駄な会話が嫌いなのだ。
友人達や、両親相手でさえ、常に望まれる自分を演じている・・・周囲の期待に応える能力は十二分に有しているが、
それを虚しく感じたり、たまに酷く疲れる時がある。
そんな時は、この静寂の中でコーヒーを味わいながら、好きな読書に没頭するのだ。
・・・なので、それを壊しうる可能性のある新参者は好ましくないのだが・・・。

「結城叔父さ・・・マスターは今日はどうしても外せない用があったからな。俺はその代役を頼まれた佐久間と言うんだ。
怪しい者では無いから安心してくれ。
それに、コーヒーの淹れ方はマスターからしっかり習ったから・・・味はそんなに変わらないはず・・・だと思う」
不機嫌さを滲ませていた僕の視線を、不審者扱いされているとでも思ったのか、男は一息に告げた。
「・・・そうでしたか、それではコーヒーを一杯お願いします」
作り笑いを浮かべて注文を伝えると、カウンターからは離れたいつもの席に腰を下ろす。

「どうぞ」
暫くして、テーブルの上にコーヒーが置かれた。
「・・・いただきます」
正直、期待せずにコーヒーに口を付けた。
「・・・美味しい・・・」
思わず、素直な感想が漏れた。マスターの淹れるものと遜色ない味だった。
「・・・良かった。練習した甲斐があったな」
安堵の表情を浮かべる目の前の男・・・いや佐久間さんに少しだけ興味が湧いた。
「今日は祝日ですし開いていないかと思っていたのですが、佐久間さんに代わりを頼んでまで店を開けたのはなぜですか?」
たぶん、この味を出せるようになるまで何度も練習したはずだ。
そんな事をしてまで、わざわざ客の少ない店を開けたのは・・・。
「“気に入っている客が明日来ると俺の勘がする。すまんが、代役を頼まれてくれ”と、急な連絡が入ってな。
あの人の勘は外れた事が無いし、他人を気に入るなんて珍しいから引き受けたんだ」
言葉を濁されるかとも思ったけど、佐久間さんは馬鹿正直に話してくれた。
大人でこんなに素直な人を見るのは初めてだし、裏表の無いところに好感を持った。
僕の質問に答えた後、佐久間さんはカウンターの奥に戻ってしまった。
僕のもう一つの目的が読書だとマスターから聞いていた為だろうが、もっと話していたかった・・・こんな気持ちを持つのも初めてだ。

「・・・ふぅ」
最後まで読み終えた本を閉じてテーブルの端に置いた。
いつもと同じ静かな空間にいるのに、なぜか集中できず、いつもより時間が掛かった。

コトン・・・

僕の席までやってきた佐久間さんが、テーブルの上に皿を二つ置いた。一つは僕の前、もう一つは向かいの席の前に。
「・・・あんみつ?注文していませんが?」
「貴重な常連さんに俺からのサービス・・・なんて、実のところは俺が小腹が空いただけだから、付き合ってくれると嬉しい」
はにかみながら告げる佐久間さんがなんだか可愛くて、僕も素直にいただく事にした。
大きなアイスクリンが盛り付けられたそれはとても甘い。
佐久間さんを窺い見ると、とても幸せそうに頬張っている・・・甘い物がこんなにも美味しいと初めて感じた。

「何を読んでいたんだ?」
あんみつを食べ終えた佐久間さんが、僕に問い掛けてきた。
自分でも不思議だが、それを不快に思うどころか、興味を持たれた事がなんだか嬉しい。
「スパイ小説です。面白いですよ」
佐久間さんへ、本を手渡す。
潔癖症という程ではないが、他人に私物を触られるのが嫌いな僕が、こんな対応をするのは非常に珍しい。
「洋書でか・・・中学生で凄いな」
皿を遠くに避けてから、本をパラパラと捲る佐久間さん。
「なぜ僕が中学生だと・・・?」
落ち着いているからと、上の年齢に見られる事が多い僕の年齢を当てた佐久間さんに驚いた。
「職業柄な」
・・・なるほど。それで、佐久間さんの本業が分かった。
「その小説、僕のお勧めですのでぜひ読んでみて下さい。次に会った時にでも返していただければ構いませんので」
「しかし・・・」
「マスター程かは分かりませんが、僕の勘も外れた事が無いんです。佐久間さんとは必ずまた会えますよ」


「今日から2年D組の担任になる佐久間だ。みんなよろしくな!」
・・・ほら、僕の勘は当たったでしょう?
教室に入って来た佐久間さんを見て、自然に笑みが浮かんだ。
これから中学生活はきっと楽しくなる、僕の勘がそう告げていた。
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Author:黒夜シロ
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