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鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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がんばれ!ペットシッター佐久間さん~番外編~

公式ツイッターに上がっていた写真のイラストより妄想・・・某メイトのエレベーターのラッピングらしいけど、
黒いワンコに抱き付いて恍惚の表情を浮かべるデフォルメ甘利が衝撃的でwww
嫌がってる黒いワンコは佐久間さんに見えるwww甘利回でこのワンコが出てくるのでしょうか?


【がんばれ!ペットシッター佐久間さん~番外編~】

月の綺麗な静かな夜だった。
窓辺に置かれた佐久間の腕時計の短針は1を指している。
ぐっすりと眠る佐久間の顔を淡く照らしていた月明りが遮られ、伸びた影が佐久間の髪に触れる。
「ああ・・・想像通りの・・・いや、想像以上だ。これならきっと・・・」
満足げに呟いた影の主は、布団を捲って佐久間の右腕を取り、慣れた手付きで注射針を差し込んだ。

「・・・!?」
寝苦しさに目を覚ました佐久間は、至近距離にある甘利の寝顔に驚いた。
(なぜ甘利が俺のベッドにいるんだ???)
何かの罰ゲーム、または新手の嫌がらせだろうか・・・と寝起きの頭を回転させる。
そして、甘利を起こして直接聞けば手っ取り早いという結論に達した。
(・・・寝苦しさの原因はこれか!)
しかし、自身の体を甘利にがっちりと抱き締められていて、自由が利かない。
(とっとと起きて、説明しろッ!)
幸せそうに眠っている甘利に腹が立ち、唯一自由に動く右手で、ご自慢の顔を思いっきり殴り付けた。
ポフン!
(・・・???)
グーで殴ったはずだが、まるで手応えを感じない。甘利も未だに眠ったままだ。
(・・・俺の手はこんなに毛深かったか?・・・いや、人間の手に肉球があるはずがない!)
「ワォォォォォン!!」
D機関の少々レトロな建物が、響き渡る犬の遠吠えでビリビリと震えた。

「・・・どうした?」
いつもの冷静な声に、抑えきれない怒りを滲ませながら結城が犬の声が聞こえた部屋、もとい佐久間が寝室として利用している部屋を訪れた。
「・・・・・・」
狼のシルエットに似た立ち耳の黒い大型犬と、犬の首元にギュッと抱き付きながら、ご満悦な表情で頬擦りする甘利を目撃した。
「・・・ほどほどにしておけよ」
一瞬で状況を理解した結城は、踵を返して自分の執務室に向かう。
(放っておいても、これ以上の害にはならん)
と判断した為だ。この害とは結城に対してのもので、一番の被害者である佐久間の事は含まれていない。
(昨晩から任務に出している三好が帰ってくると大問題に発展しそうだが、甘利もそこまで馬鹿ではないだろう・・・)

「ガウ!グルルル!!(これはどういう事か説明しろ甘利!お前の仕業なのか!?)」
「はぁ・・・理想のモフモフだ・・・とても可愛いよ佐久間さん」
佐久間の精一杯の威嚇も今の甘利には伝わらない・・・が、この様子だと犯人は甘利だと断定してもいいだろう。
「以前は、失敗して自分が犬になってしまったが、諦めずに完成させて良かった・・・!」
「・・・・・・!?(あの時の犯人も貴様かッ!!)」
スリスリスリ・・・飽きもせず、頬擦りを繰り返す甘利に、佐久間の怒りは全く伝わらなかったが、諦めるわけにはいかない。
(・・・いい加減にしろ!俺はお前みたいなデカイ男といつまでも顔を寄せていたくない!・・・三好ならともかく・・・その中性的だから・・・な)
中性的な容姿だからと思う佐久間だったが、そこに実井が含まれておらず、本当は一人だけを指している事実には気付いていない。
「キャン!?」
エスカレートした甘利は、ベッドの上に佐久間を仰向けに押し倒した。
そして、その柔らかで無防備な腹に顔を埋め、サラサラとした感触と、大きく息を吸い込んで匂いを堪能する。
本能的な恐怖を感じた佐久間が本気で暴れるが、がっしりとした腕に四肢を捕らえられているので、逃れる事ができない。
「キューン!キューン!(助けてくれ・・・三好・・・!)」
寝室に切なげな犬の鳴き声が、響き渡る。
「・・・何をやっているんです?」
佐久間の自分を呼ぶ声が聞こえた気がして、いつも以上の手早さで任務を完遂させた三好は真っ先に佐久間に会いに来た。
だが、どこにも佐久間の気配を感じず、念の為にと佐久間の寝室を訪れたのだ。
しかし、そこにも佐久間は見当たらず、いたのは佐久間のベッドの上で犬と戯れる・・・というか、どう見ても嫌がる犬を弄り倒している甘利だった。
(・・・甘利の犬好きは普段の様子から察していましたが、ここまで重症だとは・・・それに・・・佐久間さんのベッドを汚すな!)
佐久間を見つけられない苛立ちもあって、佐久間のベッドからどかせようとやや強引に甘利の肩を引っ張った。
「災難でしたね。もう大丈夫ですよ」
被害犬に罪は無い・・・と優しげに声を掛けた三好と、見上げる犬の視線が交差する。
「・・・佐久間さん・・・?」
佐久間の黒い瞳と、犬の黒い瞳が重なって見えた三好が問い掛けると、犬が「クゥン・・・」と小さく鳴いた。
「・・・俺のモフモフ」
渾身の力で引き剥がしたというのに、再び犬・・・いや、佐久間に触れようとした甘利を背負い投げして気絶させた。
備品を壊すと結城が煩いので、三好は少しだけ手加減をしていたが、モフモフに囚われ冷静な判断のできなくなっていた甘利は、
受け身を取る事もなく、見事に落ちたのだ。
甘利の狂乱で、すっかり怯えている佐久間を三好は優しく抱き上げると、自分の寝室に連れて行った。
ベッドの上に佐久間を下ろすと布団を掛けて、頭をそっと撫でる。
「・・・落ち着きましたか?」
三好の手の温もりと心地良さに、閉じていた瞳を開けた佐久間は、三好の顔に黒い鼻を寄せた。
佐久間のモフモフとした顔に両手を添えて、触れるだけの口付けを交わす。
「・・・おかえりなさい佐久間さん」
元の姿に戻った佐久間に、三好が微笑み掛けた。
「・・・それは、俺のセリフだろ?おかえり三好、たすか・・・」
気恥ずかしさで頬を染めながら、礼を伝えようとした佐久間の唇に指を当てる三好。
「・・・お礼の代わりに、今の佐久間さんにも口付けさせてもらえませんか?」
三好の問い掛けに、佐久間は小さく頷き返した。
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