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鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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陰陽師と執念深い狐の話

自分に問いたい・・・刑事パロの続きをと思っていたのに、なぜに唐突な妖怪パロ!?
・・・しかも、こんな時間になってしまった・・・(滝汗)


【陰陽師と執念深い狐の話】

時は平安時代。
草木も眠る丑三つ時を過ぎれば、妖怪、鬼、死者などが現われ京の街をばっこする。
しかし、無暗に恐れる必要は無し。
人に害したそれらを処罰する陰陽師の精鋭たちが集うのも、また京の街なのだから。


まだ幼さを残す十歳の佐久間も、そんな陰陽師の端くれである。
いや、端くれなどと侮れば、彼が従える妖し者に手酷い仕打ちを受けるであろう。
陰陽師としての実力だけでいうならば、間違いなく上から数えて3本の指に入るのだから。
彼が端くれとして扱われるのは、貴族社会の中では能力ではなく、何よりも血統が優先される弊害ゆえだ。

「結城師匠、今宵の任務はどういったものでしょう?」
「・・・バカか貴様は。帝を狙った不埒者の話ぐらい耳にしているだろう・・・呪いで呼び出された妖、気配からして数はおそよ百。
その討伐と、呪術者の発見と捕縛に決まっている」
佐久間の問いに、後ろに撫で付けた髪の上に烏帽子を被った、眼光の鋭い男が叱責と共に答えた。
この男は、かの有名な安倍晴明と一二を競う陰陽師の力を持ち、佐久間の陰陽師としての才気を見抜いて、孤児だった佐久間を拾い育て上げた人物である。
冷たい物言いや、今より幼い佐久間を大妖のいる森に置き去りにしたりと、非道な行いを多々するのだが、佐久間は尊敬する師匠として一途に慕っている。
「貴様の実力であれば、夜が明ける前に片付くだろう・・・なるべく早く終わらせろ」
「はい!行って参ります!」
結城の気配が屋敷の奥へと消えるまで深々と頭を下げた佐久間は、自分の背丈ほどありそうな刀を背負って、夜闇に目を凝らした。

「・・・全く、魔王の無茶ぶりにも困ったものですね。僕も同行しますよ、さっくん」
何も無かったところからスッと姿を現した白い小狐が佐久間の右肩へ飛び乗った。
「ついてくるのは構わんが、さっくんと呼ぶなと言っているだろう三好!」
「可愛くていいじゃないですか、さっくん。昼間、近所の娘にも呼ばれていましたよね」
「彼女は俺より年上だからいいんだ!」
「僕も貴方より、ずっと年上ですよ?」
自分の揶揄いに、予想通りの反応を見せる佐久間に、三好と呼ばれた小狐がニヤリと笑う。
「・・・佐久間さん、三好のそれはただの嫉妬だから一々反応しなくていい。それより、早く行かないと夜が明けるぞ?」
三好同様、スッと現れたカラスが佐久間の左肩にとまる。
(邪魔をしないで下さい、田崎!)
「雪が積もっているからな、俺が運んで行こう」
三好の恨みがましい視線は完全無視で、佐久間に微笑むカラス。
「助かるよ田崎!」
田崎の申し出に笑顔を浮かべて、佐久間はそのくちばしの先端に口付けた。
(解ッ!!)
佐久間が心中で唱えながら、口を介して自分の気を田崎へ送ると、カラスの姿が涼やかな目元の青年へと変化する。
田崎は小さな佐久間の体を片手で抱き上げると、背中に生えた漆黒の翼を大きく広げた。

(もう雪は止んでいるが・・・少し寒いな)
田崎の飛ぶ速度はかなりのもので、吹き付ける冷気が鍛えている佐久間の体をも凍えさせる。
「・・・・・・」
佐久間の肩に乗っていた三好が、自らの体と自慢の尻尾を、着物の襟から覗く佐久間の首元に巻き付けた。
「ありがとう、三好」
「・・・佐久間さんに風邪をひかれては、僕が困りますからね」
三好の不器用なツンデレに、田崎が忍び笑いを漏らした。

「あの魔王・・・百どころか、少なく見積もっても二百はいますよ・・・」
うじゃうじゃと蠢く闇夜より黒い妖の群れを、早々に数える事を放棄した三好が半眼で見下ろす。
「犯人捜しも後に控えているんだ、一気に片付けるぞ!」
「・・・分かりました。程々に手伝いますから、後でご褒美をお願いしますよ」
佐久間の唇に自分から口付けた三好が気を受け取ると、その姿が中性的な美しい青年に変化した。
ピンと尖った獣の耳と、風に揺れる九つの尻尾が人とは大きく異なるが。

「三好、頼む!」
佐久間の抜き放った日本刀が、月光を映して青白い光を放つ。
ぱんっ!
両手を合わせた三好が力を集中させると、三好の周りに無数の狐火が妖しく浮かび上がった。
「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前!!」
佐久間は大声で真言を唱えながら、頭上高くに刀を掲げる。
刹那、三好が発生させた炎が刀に吸い込まれ、刀身を赤く燃え上がらせた。
佐久間が、妖の群れ目掛けて一薙ぎすると、それだけで黒い影が半分近くに数を減らした。
生き残った妖にも炎の勢いが広がり、赤く燃え上がる。
「見ていて気持ちがいいな・・・」
圧倒的な力で妖を屠る佐久間に、うっとりと呟く田崎。しかし、強すぎる力が外に被害を与えない様、結界を張る力を強めた。
グギャァァァァァーッ!!
風上にいた為、炎から逃れた妖が怒りの咆哮を上げながら佐久間に襲い掛かる。
「甘いですよ」
(炎で焼かれた方が楽に死ねたのに、残念ですね)
冷笑を浮かべた三好が、長く鋭い爪で佐久間を狙った妖の体を粉々に切り刻む。

四半刻も経たず、夜の静寂が戻った。
「・・・所詮、雑魚が群れたところで、僕たちの敵ではありませんね」
得意げに語る三好の長い尻尾がパタパタと左右に揺れる。
(犬みたいだな)
それを見た田崎が思ったが、口には出さない。
屠った妖の穢れを祓った佐久間は立ち上がると、拾った呪符を念入りに調べる。
「・・・犯人が分かった!これなら、もう半刻で片が付きそうだ」
大量の妖を屠った時とはまるで別人の様な、年相応の無邪気な笑顔を浮かべた佐久間が二人へ嬉しそうに伝えた。



「・・・思ったより遅かったね佐久間さん。三好も田崎も付いてて何やってんの?」
屋敷に帰った三人を出迎えたのは、三毛猫・・・いや、細長い尻尾の先が二又に分かれた猫又である。
「手伝いもしないくせに煩いですよ波多野。しかも、また佐久間さんの布団に潜り込んでましたね?」
「俺は別に佐久間さんと契約とか結んでないし、この家が気に入って居着いてるだけだし。
それに布団は、佐久間さんが寒くない様に温めてあげてるだけ」
しゃあしゃあと言い放つ波多野に、三好のこめかみが怒りでピクピクと引き攣る。
「でも、俺一人じゃ布団が寒いんだよね~やっぱり佐久間さんがいないと!」
波多野が空中で一回転すると、猫らしい姿が、生意気そうな瞳をした青年へと変化した。勿論、猫耳と二又の尻尾はそのままに。
「・・・そうそう、この子ども体温を求めていたんだ!」
「おい、子ども扱いは止せ・・・」
佐久間の非難の声も聞かずに、佐久間を抱き締め頬擦りする波多野。
そのまま佐久間の体を抱えて、布団に横になった。
「波多野・・・貴様には一度きちんとした躾を・・・」
「もういい三好、温かい方がいいのは俺も同じだし。・・・三好も一緒に寝るか?」
力をたくさん使った後で休息を欲していた佐久間の頭が、すぐにぐらぐらと揺れ、舟を漕ぎ始める。
「佐久間さんが望むなら仕方ありませんね!」
上からの物言いをしながらも、いそいそと佐久間の布団に潜り込む小狐姿に戻った三好。
「田崎もどう・・・?」
半分以上、目蓋を閉じながらも、佐久間はカラスの姿に戻った田崎に問い掛ける。
「せっかくの誘いだけど、また今度にさせてもらうよ」
やんわりと断った田崎の体がスッと消えるの見届けて、佐久間は目蓋を閉じた。


スンスンスン。
あまりの心地良さに、三好が無意識に小さく鼻を鳴らす。
(極楽浄土とは、きっとこんな感じなんでしょうね~)
佐久間の膝枕に頭をのせ、自慢の毛並みを櫛で梳かしてもらう三好の顔は緩みきっていた。
これこそ三好の至福の時で、昨晩言っていたご褒美である。
体の大きさは自在に変化できるので、今は普通の狼程度の大きさになっていた。
(ああ・・・幸せです・・・)



「今宵の任務は・・・」
「鬼退治ですね!街中で人喰い鬼が出たと噂されていますし、実際に捨てられた遺体を見ました」
ハキハキと結城に答える佐久間。
「・・・貴様、調べたな?・・・では、気を付けて行ってこい」
「はい!行って参ります!」
“気を付けて”と言うのは今回の任務が危ないからという意味合いではなく、
(佐久間の実力を誰よりも認めているので心配などしない)
自ら調べ上げた佐久間に対する、結城の最大限のデレである。

いつもとは異なり、まだ少し明るい逢魔時の道を歩く佐久間。その両肩には小狐とカラスをのせている。
「人目を避けてこの姿のままでしたが・・・必要ありませんでしたね」
周囲に人の気配が無いのを確認した三好が、佐久間に語り掛けた。
「そうだな・・・昼と夜の移り変わるこの時間が魔物に遭遇しやすいと言うし・・・なんせ人喰い鬼の被害がこれだけ出ていれば、みな帰路を急ぐのも無理はない」
「・・・佐久間さんは、やはり死体が集中して見つかった橋の辺りが怪しいと?」
向かっている場所の検討は付いていたが、一応確認を取る田崎。
「ああ。橋の近くで女を誘う怪しい影を見たと、目撃情報もあったからな。もしも見つからなければ、上空から田崎の眼で捜してくれ」
「それは、勿論・・・」
田崎の主は佐久間なので、その要望は聞き入れる。
だが、いつも佐久間はまず自分で動き、それで駄目だと判断した場合のみ二人に協力を求める。
何とも非効率だが、律儀な姿勢が田崎は気に入っていた。
単純な能力の大きさだけでは、大妖怪と呼ばれる二人が人間に従う事など無いだろう。
・・・共にいたいと思わせた佐久間だからこそ、付き従い護るのだ。


「誰かいるな・・・男が二人か?」
目的だった橋の上に人影を見つけた佐久間は、そっと物陰に身を潜めた。
「・・・これは鬼の匂いです」
こちら側が風下になっていたので、届いた微かな匂いに気付いた三好が答える。
「人の姿になれるという事は、それなりに力を持っているな・・・」
“相手を見くびり傷を負うのはバカのする事だ”
佐久間は結城の言葉を思い浮かべると、二人に協力を求めた。

「・・・不躾ですまないが、お前達は“人喰い鬼”か?」
橋の上の人影へと歩み寄って、問い掛ける佐久間。その肩に二人の姿は無い。
「・・・何だ・・・子ども?・・・いや、俺達の正体に気付くとは、ただの子どもじゃないな?」
訝しげに自分を見下ろす鬼の顔を、じっと観察する佐久間。
(二人共、若いし整った顔をしているが・・・・・・三好と、田崎には負けるな)
背が高い方の鬼に首を掴まれても気にもせず、心の中で自分に従ってくれる三好と田崎に対し、無自覚にデレていた。
「・・・“人喰い鬼”でなければ、用は無いので答えてもらいたい」
そして、再度同じ質問を繰り返す。
「気味の悪い子どもだな・・・!」
「止せっ、甘利!俺達の目的は、子どもじゃないだろ?それに人殺しはするな!」
もう一人の鬼の制止で、甘利と呼ばれた鬼は、佐久間の首に加えようとしていた力を抜いた。
「・・・本当にいいのか、神永?」
佐久間からは目を離さず、もう一人の鬼、神永に問い掛ける甘利。
(・・・ここは、神永に問い質した方がよさそうだな)
「教えてくれ神永、お前達は“人喰い鬼”か?」
「確かに、俺達を鬼と知りながらいきなり名前呼びとか・・・本当に変わった奴だな」
楽しそうに佐久間を値踏みする神永。
「ちょっと味見を・・・」
佐久間に口付ける神永。佐久間はわざと受け入れる。
「・・・中々、美味い気をしているな。ご馳走になったお礼に答えてやるけど、俺達は“人喰い鬼”じゃない。
誘いに応じた女から、最中に精気を分けてもらっちゃいるが、殺しはしない。
それどころか俺達も“人喰い鬼”には迷惑してるんだ。誘う女が見つけられなくて空腹でな」
「なるほど・・・色々教えてくれて助かったよ神永!それと・・・甘利ちょっといいか?」
屈んでほしいと手招きすると、素直に応じる甘利。
(うん、こいつも良い奴かもしれないな)
なんて考えながら、甘利に自分から口付けた佐久間は、気を流し込んだ。
「・・・なっ!?」
佐久間の不意打ちに、口を開けて驚く甘利。
「空腹が、少しはマシになったか?」
「・・・・・・ああ、そういう意味だったのか・・・お陰様で、一気に満腹になったみたいだ!・・・それに、その美味かった・・・」
頬を赤く染める甘利に、佐久間が首を傾げる。
「甘利だけズルイぞ!俺にももう一回!」
「調子にのらないで下さい・・・一角の分際で!」
神永から再び口付けされそうになった佐久間の体を、乱入した三好が遠ざけた。
「・・・待ってろと、言ったのに・・・」
三好に抱き締められながら、こっそり溜息を吐く佐久間。
「俺は止めたんだが、三好に振り切られてしまった」
田崎がやれやれと、苦笑いを浮かべる。
「・・・ちょっと待て・・・!!何で、“九尾の狐”と“大天狗”がこんなところにいるんだ!?」
少し間合いを取って、戦闘態勢になる神永と甘利。
「警戒しなくても大丈夫だ。この二人は俺のツレだから」
「!!?」
大妖怪を二人も従えるこの子どもは本当に何者なんだ・・・と、鬼二人が驚愕した。


「・・・と言う訳で可能なら協力してほしい。礼は後で俺の気を分ける事ぐらいしかできないが。
・・・次の犠牲が出る前に何とか止めたい」
子ども、いや佐久間が陰陽師である事と、人喰い鬼を追っている事は分かった。
大妖怪二人が従う理由は不明だが、こうやって実際に従っているのだから、事実として受け入れよう。
褒美で極上の気が再び味わえるなら、喜んで協力したいところだが・・・。
「その・・・三好が俺らを威嚇してるのは・・・」
三好と呼び捨てでいいと佐久間に言われ呼ばせてもらったが、先程から突き刺さる殺気で何とも息苦しいのだ。
「気にしなくていい。三好は少し嫉妬深いだけだから・・・まぁ、俺も大事な主の気を、突然目の前で奪われたのには、驚きを通り越して殺意が芽生えたが」
友好的かと思った田崎が、笑いながら毒を吐く。
「・・・三好も、田崎も、もういいだろう?それより早く手掛かりを探さないと・・・」
すでに辺りは真っ暗になっていた。
頑なに佐久間から離れない三好以外で、手分けして手掛かりを探す。
具体的には、姿を見せ始めた無害な妖達に、知っている事がないか聞いて回った。

情報を得る度に、捨てられた遺体を見た時に佐久間の頭に浮かんだ疑念が、確信へと変わる。
「“人喰い鬼”の正体は“鬼に憑かれた人間”か・・・」
この言葉の鬼とは、人の狂気を意味する。
佐久間が実際に見た遺体は、無数の刀傷で抉られていて、その惨たらしさは人間が到底できるとは思えない程だった。
・・・だから、人間以外の“何か”に喰い殺されたと、押し付けたかったのもしれない。
甘利や神永を見た時、刀を持っていなかったので違うと直感した。
・・・自分は、淡い期待を込めて新しい事実を探していたのだろうか。
(・・・だが、もう目を逸らしはしない・・・!)
「襲われたのは、全て女だ・・・俺が変装して誘き出す!」
「・・・全く、こんな時は僕を頼って下さいよ。変化は僕の十八番なんですから!」
(佐久間さんの考え方は、人として至極真っ当ですよ・・・僕達に寄り添おうとするから苦しくなるだけです)
自己嫌悪で思い詰める佐久間の心中などお見通しで、わざと明るく提案した三好は、一瞬で美しい女へと変化した。
「どうです、別嬪でしょう私?」
なんて、流し目で佐久間を茶化しながら、元気付ける。
「・・・男でも美しいと思っているのに、女になられたら直視できん」
短い付き合いでも無く、佐久間もそんな三好の励ましに気付いているので、それ以上思い悩むのを止めた。


「・・・鬼さんこちら・・・

・・・ああ・・・お待ちしていましたよ。

さぁ、僕の愛しい愛しい主の心に傷を付けた罪・・・僕の炎で魂すらも燃やし尽くしてあげましょう」



「・・・で、なぜ神永と甘利は帰らないんですか?もう、お礼は受け取ったでしょう?」
冷たい視線を鬼に向ける三好。
「その事なんだが、結城師匠の了解も得たし、二人と契約を結ぶ事にしたんだ!
鬼の真っ白な角って、三好の毛並みと同じで綺麗だからな!」
神永と甘利の角を見つめながら、嬉しそうに笑う佐久間。
「勝手に決めてはダメですよ?二人は女性の精気が好きなんですから・・・」
「いや、佐久間さんの気の味を覚えたら、他じゃ満足できんな」
「俺も甘利と同意見だ」
言外にとっとと帰れと告げたのだが、甘利と神永も佐久間が気に入ったので、大妖怪相手でも譲らない。
「・・・あまり引き受けると、身体への負担が大きいですよ?」
これは佐久間の事を本気で心配した三好の言葉だ。
「だから、もっともっと力を付けないとな!」
笑顔で宣言する佐久間に、「しょうがない主ですね」なんて言いつつも、三好は顔を綻ばせた。



後に力を付けた佐久間は、天寿を全うするまで8人もの主となる。







最期の時、床の上で8人と結城に見守られながら、佐久間は静かに息を引き取った。
「佐久間さん、狐は・・・僕は執念深いんです。再び貴方に出会えるまで・・・何百年でも待ち続けますよ」
元の姿に戻った九尾の狐は、まだ微かに温かい佐久間の頬を一撫でしてから、その姿を消した。











「俺は参謀本部から派遣された佐久間だ。よろしく頼む」
数百年ぶりに、佐久間を見た8人は、歓喜に緩みそうになる表情を引き締めた。



◎自分一人で甘利、神永に声を掛ける前、佐久間が三好と田崎に協力をお願いしたのは、“万が一の事が起こらない限り、待っていてくれ”という指示。
先に大妖の二人を見れば、問答無用で戦闘になるだろうと判断した為。
結城師匠は“相手を見くびり傷を負うのはバカのする事だ”に続けて、“無意味な戦いをするのも、またバカのする事だ”とも言っていた。

◎8人の中の1人は、もちろん猫又の波多野。
近くにいればいつでも契約を結べると余裕を持っていたが、佐久間が突然連れ帰った鬼二人と先に契約を結んだので、内心すごく焦る。

◎三好は佐久間から特に九つの尻尾を櫛で梳いてもらうのが好きだけど、(他の人間なら触れただけで呪い殺すレベルで怒る)
佐久間は三好のフワフワの尻尾に埋もれて眠るのが至福!
だけど、主として威厳を持った行動をしなければと思っているので、本当に疲れてる時にしか頼まない。
頼む時は相当に疲れていて、無自覚に甘えている。

◎結城師匠も実は人間の中に溶け込んでいた妖怪で、妖怪の総大将とも言われるが詳細不明の“ぬらりひょん”
別に変化してるわけではなく、姿はそのまま。(後頭部が異様に長かったりはしない)

◎陰陽師佐久間が青年になる頃、狐の執念で、口説き落とす事に成功する三好。
佐久間は口付け=妖に気を送る食事の様なものと認識しているので、きっと付き合い始めた三好が頑張って教え込む。天下の大妖様(約、三百歳)が口付けの意味を教えようと頑張る姿は、面白可愛いハズw
三好は人間の老いを止めるような秘薬も作れるが、佐久間から先に「お前と付き合っても、俺は人間の時を歩む」言われていたので、無理強いはせず、佐久間の最期を見送った。

◎8人と結城は、かなり力を持った妖なので寿命は千年か、それ以上。
人間社会に上手く溶け込んでいて、大っぴらに表舞台に立つ事はせず、裏側に立ち位置を定めている。
8人とも予感めいたものを感じて、はからずも同じ場所に集まって、佐久間と再会する。
転生した佐久間に前世の記憶は無いが、ふとした瞬間に近視感を感じる事があり、不思議に思う。

◎平安の時は、佐久間と最初に契約した三好の圧倒的有利性もたぶんあったけれど、昭和初期では、みんな同時スタートのフェアプレーなので、どうなる!?
当然、みんな佐久間が大好き!
焦った三好が過激な行動(佐久間の前世の記憶を無理やり引き出したり)をしない様、結城中佐は大事な弟子を見守ってます。
魔王セコムとか最強すぎるwww
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黒夜シロ

Author:黒夜シロ
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(ネコ・ウサギ・ハムスターもLOVEv)が大好きな管理人です^^
“BL大好物”な腐女子ですが、よろしくお願いします♪

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