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鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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【陰陽師と執念深い狐の話】 小話4~陰陽師と猫と海の話・上~

呟きにて、またもカフェで知り合った方々と交流でき、浮上どころかそのまま昇天しそうな自分です。
しかし、ツイッター見てたら止まらなくて危険すぎたw
佐久間さん機関員達にパンツ盗まれ過ぎじゃないですか?www


※原作未読、捏造多数、中の人繋がりなネタもちょっとあったり・・・などが許せる方だけお読み下さい。

【陰陽師と猫と海の話~上~】

「おはようございます、さっくん!」
「おはよう、さっくん!」
「おはよう・・・じゃない!三好も田崎も、その呼び方は止めろと言っているだろう!!」

初夏の陽射しの眩しい早朝。小鳥のさえずりをかき消し、屋敷に賑やかに響く三人の声。

「晴明には呼ばせていますよね?さっくん」
「フッ、可愛くて良いではないか、さっくん」
「・・・・・・では、俺も貴様らに愛称を付けてやる!」
ビシッと三好を指差す佐久間。
「みよっしー!!」
ビシッと田崎を指差す佐久間。
「おじさ・・・たざっきー!!」

「・・・もう少し、洒落た呼び方でお願いします」
やんわりとダメ出しをする三好。
「この年齢(四百歳以上)で、大人には成りきれないものだな・・・とか言いたくないので、止めて下さい」
やれやれ・・・と首を横に振る田崎。
「我儘すぎるぞっ!!」
佐久間が小さな体で仁王立ちをするが、二人はどこ吹く風だ。

「ふぁ~朝っぱらから、なに騒いでるんだよ?」
寝起きの波多野が大きな欠伸と、大きく体を伸ばしながら、問い掛けた。

「・・・・・・愛称?じゃあ、俺にも良いの付けてよ!」
佐久間と契約を結んで以降、デレ成分が大幅に増した波多野が、佐久間の足元に頭を擦り付けて、ゴロゴロと喉を鳴らす。
「「「タマ」」」
三人の声が見事に重なった。
「安直すぎるし、却下!ってか、三好と田崎には聞いてねーよ!」

「・・・この光景を見て、強い妖達と、それを束ねる陰陽師だと、誰が想像できるんだろうな・・・」
傍目には、あどけない子どもと、小狐、カラス、猫が戯れているように見えるだろう光景。
しかし、その力を身をもって味わった甘利が、苦笑いを浮かべる。
「それな・・・人は見かけによらぬとか言うけど、ここまでのは俺も初めて見た」
しみじみと語り合う鬼二人だが、力を制限した今の彼らは一寸法師と同じ大きさで、人形にしか見えず他人の事は言えない。
先の三人と比べると実力は劣るが、彼らも妖怪の中では上位の実力を持った鬼なのだ。

「何を遊んでいる?」
「おはようございます師匠!」
顔を見せた結城に、姿勢を正した佐久間が元気良く挨拶をする。
「新しい仕事が入った・・・佐久間、海に行け」
「・・・え?」
無茶な師匠の発言に慣れている佐久間は、大概の事では驚かないのだが、きょとんと目を瞬かせた。
「海で船乗りが溺れる事が異様に増えているらしい。今のところ死人は出ていないが、助かった者達が黒い影を見ただの、
人のものとは思えぬ美しい歌声を聞いたなどと言っているそうだ。
その原因を調査し、妖の仕業であれば対処しろと、帝から直々の命が下った」
「分かりました。自分が必ず解決してみせます!」
帝からの命という大役が自分に回ってきたのは、晴明が別件で出ているからだと、佐久間は理解している。
しかし、その大役を必ず成し遂げると、佐久間は拳をぎゅっと握った。
「・・・当然だ。それと、三好と田崎はおいていけ」
「はっ?」
結城の言葉に、佐久間ではなく、三好が顔を顰める。
「お前達がいては(過保護で)、佐久間の鍛錬にならん。それに、妖が原因だとした場合、属性は“水”だからな。
“焔”属性の三好、飛行系の“風”属性の田崎では分が悪い」
「・・・誰に向かって言っているんです?」
殺気立った三好が、結城を睨み付ける。
「止めないか三好!・・・三好と田崎には、留守を頼む」
佐久間が三好の尻尾を引っ張り、諫める。
「・・・・・・(納得できません!)」
三好の怒りの原因は自分を見くびられた事ではなく、海までの長い道のりを考え、佐久間と離れるのが嫌な為だ。
「では、俺が同行しますよ!」
不穏な空気を、少しでも和ませようと、甘利が声を上げる。逆効果だとは全く気付いていない。
「今の貴様では足手纏いになるだけだ」
「仕方ないな、じゃあ俺が!」
一刀両断された甘利の肩をポンポンと優しく叩きながら、今度は神永が名乗りを上げた。
「貴様は、甘利の指導、指南だ」
同じく一刀両断された神永の肩を、今度は甘利がポンポンと優しく叩いた。
「・・・波多野は好きにして構わん。以上だ」
用件を伝え終えると、結城はその場を後にする。

「波多野は、一緒にくるか?」
「水も濡れるのも大嫌いだけど、佐久間さんが心配だから、もちろん行くよ!(邪魔者がいない二人旅最高ッ!)」
佐久間の問い掛けに答えた波多野は、留守番組を見やって、にんまりと勝ち誇った笑みを浮かべる。
自分の定位置である佐久間の右肩に飛び乗る波多野を、三好は忌々しげに睨み付けた。

「お前も付き合ってもらえるか?塩水で錆びないといいのだが・・・」
飾られていた日本刀に佐久間が手を伸ばすと、青白い光を放ちながら、その刀身が太刀から短刀へと変化する。
「大丈夫ですよ」と、佐久間には愛刀の声が聞こえた気がした。

いつもの狩衣姿ではなく、涼し気な軽装に着替えた佐久間は、肩に猫を乗せ、懐に短刀を忍ばせ、
晴天の下、颯爽と馬を走らせた。


佐久間を、屋敷の塀の上から見送る三好と田崎。
「お前が佐久間さんの後を追わないとは、珍しいな?」
「・・・勿論、追い掛けたい気持ちは強いですが・・・約束しましたからね。
できる限り早く帰ってきて、また僕の尻尾を梳いて下さいと・・・必ず、無事に帰ってくると・・・だから、約束を破ったら許しませんよ」
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