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鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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【陰陽師と執念深い狐の話】 小話5~陰陽師と狐の尻尾の話~

◎MJドラマ99.9、本当に面白いですね♪職場では偉そうなのに、家族カーストの底辺にいる不憫パパが可愛すぎるw

◎テイルズオブゼスティリアがアニメ化し、今年の7月から始めると知って驚き!楽しみ!もうすぐ!
(自分は結構好きだけど、評判はあまり良くなかった気もしたけれど)
“ゼスティリアを超える”って、エンディング後の事も入るのかな~?
そして、ゲーム新作も今年発売ですか!PVだと女の子キャラばかりに見えたけど、どうなんだろう?
エクシリア2みたいに、設定だけでご飯三杯イケそうな兄弟がいたら買うかもしれないw


【陰陽師と狐の尻尾の話】

「佐久間、只今戻りました」
海から戻った佐久間は、出迎えた結城にピシリと背筋を正した。
強硬な日程だったにも拘わらず、疲労などは一切感じさせない。
結城の背後に、会いたいと強く願っていた者の姿を見つけても、表情を緩めたりもしない。

「報告しろ」
「はい!原因となっていた妖を討伐、負の気の溜り場となっていた海の浄化をして参りました。
・・・それと、人魚の実井と契約を交わしました。師匠の許可も得ず、勝手な振る舞いをしてしまい申し訳ございません」
深々と頭を下げる佐久間と、水を纏いながらぷかぷかと空中に浮かぶ朱色の金魚を見比べた結城は、それまで引き結んでいた口元を緩めた。
「いや、それは僥倖だ・・・海の件も良くやった。今日はゆっくり体を休めろ」
「・・・ありがとうございます!」
厳しい師匠からの非常に珍しい讃辞に、ほっと詰めていた息を吐き出すと、佐久間は顔を綻ばせた。


内裏に報告に行くと出掛ける結城を見送ってから、佐久間は大事な眷属に向き直った。
「ただいま、三好、田崎、甘利に神永!」
「「「「 おかえりなさい、佐久間さん 」」」」
「・・・おや、僕の好敵手はたくさんいるんですね」
力を制限して朱い金魚の姿をした実井が、四人を品定めする。
「・・・実井でしたね。何を言っているんですか、佐久間さんは僕のものです。
しかし、貴方には佐久間さんが随分とお世話になったみたいなので、一応礼は言っておきますよ」
佐久間の左肩に飛び乗った三好は、右肩に乗っていた波多野を押し退けながら、不敵な笑みを実井に向けた。

「本当にここでいいのか実井?」
金魚鉢の中で優雅に泳ぐ金魚に、「庭の池もあるのに・・・」と不思議に思いながら、佐久間が問い掛ける。
「はい、ここがいいんです(佐久間さんの近くにいたいので)」
「・・・なんか、俺の狩猟魂が疼くんだけど」
実井を見ながら、波多野の尻尾がゆらゆらと揺れる。
「返り討ちにされても構わないなら、どうぞご自由に」
挑発的に尾を揺らす実井。
「人魚って初めて見たけど、金魚に似てるんだな!」
「いや、それは仮の姿で、実際は半人半魚だから・・・」
甘利と神永の一寸法師大の体が、丸い金魚鉢越しだと大きく見えた。
「賑やかになってきたな」
そんな様子に、佐久間の左肩の上で田崎が楽しげに笑う。

「よし、こんなところか・・・(いつも助けてもらって感謝しているぞ)」
愛刀を念入りに手入れし終えた佐久間は、太刀掛に立て掛けた。
「では、次は僕の番ですね」
三好が口に銜えた紅い櫛を、佐久間に差し出した。
「ああ、待たせて悪かったな」
受け取った紅い櫛で、三好の白い九つの尻尾を一つずつ丁寧に梳かす。
元々美しく保たれている尻尾だが、佐久間が梳くと更に艶めき輝きを増した。

「・・・三好・・・」
全ての尻尾を梳かした佐久間は、ふわふわの尻尾を優しく撫でる。
「いいですよ佐久間さん」
甘えを帯びた声で自分の名を呼ぶ佐久間の頬を、尻尾の先で誘うように撫でる三好。
(気持ちいい・・・やはり、ここが一番落ち着くな・・・)
柔らかな尻尾に顔を埋めた佐久間の目蓋が重くなり、穏やかな眠りに誘われた。

眠りを妨げる初夏の熱は田崎の生み出した涼風によって逃され、実井の歌が優しく響く。
(・・・どういうつもりですか?)
佐久間を起こさないよう、実井に念を飛ばす三好。
(人魚の歌には、体を癒す力がありますから)
歌い続けながらも、三好へと念を送り返す実井。
(そうですか・・・それなら認めますが、“あの口付け”は許していませんので、あまり出しゃばらないで下さい。
・・・・・・これは僕のものだ・・・・・・)
三好から向けられた殺意に、金魚鉢の水がぴちゃりと跳ねた。
三好が小声で何かを呟くと、佐久間の首に巻かれていた一本の細い糸・・・正確には、三好の尻尾の毛であるそれが、ぷつりと切れた。
それを介して、三好は全て見ていたのだ。

元より三好は、大切な佐久間を自分の目の届かないところにやるつもりなど無かったのである。
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