Entries
2016.06/14 [Tue]
ゆるふわ~みよさく
11話前にもう1本!
(自分の頭が)ゆるふわ~な、みよさく話。今は幸せなみよさくを妄想していたいのです。
タイトルは“家政婦は見た”みたいな感じでw
【神永は見た】
「どうすれば、僕の愛が佐久間さんに伝わるんですか!?」
食堂で、神永と将棋を指していた佐久間の元にやってきた三好が、大声で告げた。
突然の出来事に、佐久間どころか、神永ですらポカンと口を開いた間抜け面を晒す。
「僕がいくらアプローチしても誘いにのってくれないし、僕の気持ちにすら一向に気付いてくれない朴念仁だし!!」
尚も矢継ぎ早に言い募る三好。
佐久間より先に立ち直った神永が、三好の様子を詳細に分析する。
(佐久間さんの鈍感っぷりに、さすがの三好も焦れて、恥も外聞もかなぐり捨てたって事か?・・・よく見ると、演技じゃなく涙目になってやがる・・・)
三好には悪いが、普段は余裕たっぷりで分厚い鎧を纏っている為、そのギャップが面白くて、神永は二人の様子をニヤニヤと見守った。
「佐久間さん好きです!愛しています!もちろん、友愛のLIKEではありません!恋愛のLOVEです!!」
盛大な告白をした後は、ぎゅっと佐久間に抱き付き、厚い胸板に顔を埋める三好。
「・・・・・・三好、貴様は同性愛者だったのか?」
「違いますよ。神永相手だったら勃ったりしません!性別を超越するくらい、佐久間さんが好きなんですっ!!」
(俺を引き合いに出すのは止めてくれ・・・)
佐久間と三好のやり取りに、神永がげんなりとした表情を浮かべる。
「しかし、いつもの揶揄いや、冗談の類だろう?もう騙されたりしないぞ?」
普段が普段なだけに佐久間の指摘はもっともだろう。
それに、ジョーカー・ゲームで騙されてからというもの、佐久間の三好警戒網は常にMAXだ。信じられないのも無理はない。
「バカバカ佐久間さん!僕は本気ですよ!僕の目を見て下さい、嘘を言ってるように見えますか!?」
ぶわっと涙を溢れさせながら、上目遣いで佐久間を見つめる三好。
その必死なまでの姿に、神永は正直かなり引いた。
(・・・これ、すっげーマジなやつだな)
警戒しつつも、真面目な佐久間は言われた通りに、三好の瞳を真剣に見つめ返した。
「・・・確かに、嘘を言っているようには見えんが・・・」
(どちらにせよ、佐久間さんが三好の嘘を見破った事なんてないでしょ?)
神永が内心でツッコんだ。
「・・・・・・まさか・・・本当に俺の事を・・・・・・?」
ようやく、三好の言葉を正しく受け止めたらしい佐久間が戸惑いの声を上げる。
そして、瞬く間に顔が真っ赤に染まり・・・。
(おっと、これは予想外の展開だー!!三好選手のストレートパンチに、佐久間選手はどう返すのかッ!?)
なぜか解説者口調で、脳内実況をする神永。
「・・・その、疑ってしまってすまなかった。先程の告白は、真っ直ぐで潔く、とても心地良かったぞ。
俺にはとても真似できない・・・三好は凄いな」
恥ずかしそうに微笑む佐久間。普段見る事のできないその表情はとても愛らしい。
「では、改めて言います。佐久間さん、僕とお付き合いしていただけますか?」
(おい、さっきまでの泣き顔はどうした三好!?そのドヤ顔、腹立つから止めろ、このナルシストめ!)
神永のジト目など意にも介さず(というか佐久間以外見えていない)、キリッと顔を引き締めた三好が、佐久間の頬に手を伸ばした。
「ああ、俺でよければ・・・不束者だが、よろしくお願いする」
「佐久間さん・・・!」
(なん、だと・・・!?)
いつぞやの佐久間のように、驚きの展開に目を見開く神永の前で、二人が熱い口付けを交わした。
「・・・頼むから、自分の部屋でやってくれ」
神永の悲痛な訴えに、神永にだけ聞こえるように特殊な発声法で舌打ちした三好は、佐久間の腰に手を回しながら、
佐久間の耳元で「ここでは邪魔が入りますので、僕の部屋に行きましょうか」と甘く囁いた。
(自分の頭が)ゆるふわ~な、みよさく話。今は幸せなみよさくを妄想していたいのです。
タイトルは“家政婦は見た”みたいな感じでw
【神永は見た】
「どうすれば、僕の愛が佐久間さんに伝わるんですか!?」
食堂で、神永と将棋を指していた佐久間の元にやってきた三好が、大声で告げた。
突然の出来事に、佐久間どころか、神永ですらポカンと口を開いた間抜け面を晒す。
「僕がいくらアプローチしても誘いにのってくれないし、僕の気持ちにすら一向に気付いてくれない朴念仁だし!!」
尚も矢継ぎ早に言い募る三好。
佐久間より先に立ち直った神永が、三好の様子を詳細に分析する。
(佐久間さんの鈍感っぷりに、さすがの三好も焦れて、恥も外聞もかなぐり捨てたって事か?・・・よく見ると、演技じゃなく涙目になってやがる・・・)
三好には悪いが、普段は余裕たっぷりで分厚い鎧を纏っている為、そのギャップが面白くて、神永は二人の様子をニヤニヤと見守った。
「佐久間さん好きです!愛しています!もちろん、友愛のLIKEではありません!恋愛のLOVEです!!」
盛大な告白をした後は、ぎゅっと佐久間に抱き付き、厚い胸板に顔を埋める三好。
「・・・・・・三好、貴様は同性愛者だったのか?」
「違いますよ。神永相手だったら勃ったりしません!性別を超越するくらい、佐久間さんが好きなんですっ!!」
(俺を引き合いに出すのは止めてくれ・・・)
佐久間と三好のやり取りに、神永がげんなりとした表情を浮かべる。
「しかし、いつもの揶揄いや、冗談の類だろう?もう騙されたりしないぞ?」
普段が普段なだけに佐久間の指摘はもっともだろう。
それに、ジョーカー・ゲームで騙されてからというもの、佐久間の三好警戒網は常にMAXだ。信じられないのも無理はない。
「バカバカ佐久間さん!僕は本気ですよ!僕の目を見て下さい、嘘を言ってるように見えますか!?」
ぶわっと涙を溢れさせながら、上目遣いで佐久間を見つめる三好。
その必死なまでの姿に、神永は正直かなり引いた。
(・・・これ、すっげーマジなやつだな)
警戒しつつも、真面目な佐久間は言われた通りに、三好の瞳を真剣に見つめ返した。
「・・・確かに、嘘を言っているようには見えんが・・・」
(どちらにせよ、佐久間さんが三好の嘘を見破った事なんてないでしょ?)
神永が内心でツッコんだ。
「・・・・・・まさか・・・本当に俺の事を・・・・・・?」
ようやく、三好の言葉を正しく受け止めたらしい佐久間が戸惑いの声を上げる。
そして、瞬く間に顔が真っ赤に染まり・・・。
(おっと、これは予想外の展開だー!!三好選手のストレートパンチに、佐久間選手はどう返すのかッ!?)
なぜか解説者口調で、脳内実況をする神永。
「・・・その、疑ってしまってすまなかった。先程の告白は、真っ直ぐで潔く、とても心地良かったぞ。
俺にはとても真似できない・・・三好は凄いな」
恥ずかしそうに微笑む佐久間。普段見る事のできないその表情はとても愛らしい。
「では、改めて言います。佐久間さん、僕とお付き合いしていただけますか?」
(おい、さっきまでの泣き顔はどうした三好!?そのドヤ顔、腹立つから止めろ、このナルシストめ!)
神永のジト目など意にも介さず(というか佐久間以外見えていない)、キリッと顔を引き締めた三好が、佐久間の頬に手を伸ばした。
「ああ、俺でよければ・・・不束者だが、よろしくお願いする」
「佐久間さん・・・!」
(なん、だと・・・!?)
いつぞやの佐久間のように、驚きの展開に目を見開く神永の前で、二人が熱い口付けを交わした。
「・・・頼むから、自分の部屋でやってくれ」
神永の悲痛な訴えに、神永にだけ聞こえるように特殊な発声法で舌打ちした三好は、佐久間の腰に手を回しながら、
佐久間の耳元で「ここでは邪魔が入りますので、僕の部屋に行きましょうか」と甘く囁いた。
スポンサーサイト
Comment
Comment_form