Monochrome

鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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みよさくと言い張ってみる

柩ネタ。こんな妄想は、いくらでも浮かんできます・・・。
特に意識してなかったけど、【美しい君へ】前の三好サイドの話にもなるかも。


【眠りの淵で】

店を訪れた客は、部屋の奥にひっそりと置かれていた絵を見て、真木に問い掛けた。

「その絵を売ってほしいのだが、いくらかね?」

豊かな口ひげを蓄えた老紳士の身なりは良く、大抵の額なら支払うだけの力を有しているだろう。
だが、首を横に振った真木は、うっすらと笑みを浮かべた。

「申し訳ありませんが、それは売り物ではないのです。私が趣味で描いたものですので・・・それよりも、こちらの絵はどうでしょうか?」

真木の巧みな話術で誘導された老紳士は、すぐに先程見た絵を忘れ、新しく差し出された絵に夢中になった。

購入した絵を大事そうに抱えた老紳士を、愛想の良い笑顔で送り出した真木は、周囲に人の気配が無い事を子細に確認すると、真木という仮面を外して、しばし三好という男に戻った。

「また貴方を譲るなんて、できるわけがありせんよね・・・」

老紳士が初めに購入を希望した絵の表面に、指先でそっと触れる。
美術を学ぶ為にヨーロッパに渡った真木が描いたその絵は、“オフィーリア”を忠実に模したものだ。
しかし、川に浮かぶ美しい白人女性の姿は偽装で、重ねられた油絵の具の下に、三好が描いたある男が眠っている。

とらわれる事を許されない三好にとって、“生きているのか、死んでいるのか”さえわからない、彼の人。


真木は“引き継ぎ”を行う前に、これまでの情報を清算した。
三好によって描かれたあの絵も例外ではない。

「もう誰にも貴方を奪わせません」

あくまで軍人として国家に身を捧げた彼の人を、今度こそ自分だけのものに・・・そんな想いを抱きながら、絵を燃やした。


事故に巻き込まれ、折れた鉄枠に身を貫かれながら、最期まで真木としての行動と表情を保ち続けた。
薄れゆく意識の中、胸の奥深くでだけ三好に戻ると、彼の人の名を囁いた。
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