Monochrome

鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

Entries

ゼロから始める男子高生活2

ちょこちょこアップする事にしました。リゼロのゲーム、ハードどっちも持ってない・・・orz


【ゼロから始める男子校生活2】

―――寝坊した、寝坊した、寝坊した。

「うおぉぉぉ時間ギリッギリ!」

新しい部屋にすぐには馴染めず、寝付きが悪くて寝坊しちまった。
初日から遅刻なんて、もってのほかだってのに。

「おはようスバル。朝から騒々しいね~」

慌てて着替える俺の横で、優雅に顔を洗うパック。

「そう思うなら、起こしてくれてもいいんじゃねぇの?」

「獅子の親は、可愛い我が子を崖の下に落として鍛えるものだよ~えっへん!」

「突然のスパルタ宣言!?っと、マジでヤバイ!いってきまーす!」

「「いってらっしゃい、スバル」」

お母さんとパックに見送られ、手を振り返しながら玄関の扉を閉める。どんな時でも挨拶は大事に―――これ菜月家の家訓。


「筋トレで鍛えた俺の脚力をなめなよっ!」

足に馴染んだ二年もののスニーカーで地面を蹴って猛ダッシュ。


「―――よし、これなら余裕余裕!」

学校までの道程を半分過ぎた辺りで時間を確認すると、走った甲斐があって余裕ができていた。
これなら走らなくても間に合うと足を緩めた瞬間、曲がり角から飛び出してきた人影と衝突して、俺は吹っ飛んだ。
・・・今時ベタすぎて、漫画でも見かけないようなパターンだけど、実際に起こるもんなんだな。

「イテテテ・・・と、俺とフラグが立った美少女は無事か?」

「こちらは大丈夫ですが、えっと、ご期待にそえなくてすみませんと言った方がいいですかね?」

尻餅をついたまま見上げると、ショートより少し長めのウェーブがかった灰色の髪がふわりと揺れる。
整った甘い顔が心配そうに俺を見つめ、手を差し伸べられた。

「・・・・・・はぁ」

手を掴んで助け起こされながら、思わず漏れる溜息。グッバイ、美少女フラグ・・・。

「・・・僕はオットーと申します。その、男ですが、ぶつかってしまって申し訳ありません。事情があって急いでいたもので・・・」

「―――やっと追いついたぜゴラァ!」 「もう逃がさないぜっ!」 「手間かけさせやがって!」

オットーの声をかき消す怒号。バタバタと派手な足音でやってきた三人組を見て、大体の事情を察した。
制服を着崩して自己主張するわかりやすいスタイル。この不良達に、因縁を付けられて必死に逃げていたのだろう。

「ひぇぇぇ!」

顔を蒼白にしたオットーが、俺の背後にさっと隠れる。

「おいおい、弱い者虐めとかカッコ悪いから止めとけよ。・・・一応聞くけど、オットーがお前らに何かしたのか?」

面倒事に巻き込まれたくないのが本音だが、このまま放っておくなんて、とてもできそうにない。

「なんだテメーは?ソイツは俺の肩にぶつかりやがったんだ!」

「ほんの少し触れた程度でしたし、僕はすぐに謝りましたよ」

俺の後ろから、言い返すオットー。こいつ、俺のことを完全に盾扱いしてねぇか?
自慢じゃないが、殴り合いの喧嘩とかしたことないからな。紙装甲でしかないぞ。
・・・できれば、平和的に解決したいところだが・・・。

「謝ってすむわけねーだろ!慰謝料よこしな!」

「あー・・・予想以上のテンプレ脅し文句だな、お前ら」

「さっきからゴチャゴチャうるせーぞ!邪魔すんなら、テメーも纏めてやってやる!」

痺れを切らした一人が、懐から取り出したナイフを振り上げる。
まさか、本物じゃないだろうな!?

「―――暴力は感心しないな」

咄嗟に動けない俺に刃が触れる刹那、視界の端を過ぎった赤い疾風が、ナイフを持つ男の手を握り締めた。
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

黒夜シロ

Author:黒夜シロ
アニメ・ゲーム・マンガ・ワンコ
(ネコ・ウサギ・ハムスターもLOVEv)が大好きな管理人です^^
“BL大好物”な腐女子ですが、よろしくお願いします♪

FC2カウンター

最近の記事

月別アーカイブ

右サイドメニュー

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム