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Monochrome

鬼滅の善逸、FGOを愛する個人の趣味サイトです(最近放置ぎみ)腐向けなので、苦手な方はバック推奨。

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ブラクロ妄想


ブラクロで、悪魔を退治した後の未来を妄想してみました。
ランギルスは目覚めた後、今まで素直になれなかった分、兄さんにべったりになるのでは…と思ってます。
だって手を繋いで寝てたし、空間兄弟には夢と希望が詰まってる!
ヤミフィンとランフィンがもっと読みたい〜。


【兄さんと一緒】

「兄さん、これは僕のお気に入りの店で買ってきたチェリータルトなんです」
「うん、紅茶にも合うし、とっても美味しいよ。ありがとうランギルス」
以前の刺々しさが嘘のように、嬉しそうにフィンラルに話し掛けるランギルスと、微笑み返しながらお茶を楽しむフィンラル。
仲の良い兄弟の姿があるそこは、黒の暴牛のラウンジである。

「……なんでテメェがここにいんの?」
眉間に皺を寄せたヤミは、苛立ちを隠すことなく、煙草の紫煙と共にそう吐き捨てた。

白夜の魔眼が引き起こしたエルフ転生による、クローバー王国への一斉襲撃。
国中に大混乱と、魔法帝ユリウスの死をもたらした大事は、真の黒幕を倒したことで収束しつつあったが、各地では未だ復興作業は続いている。
当然、騎士団長であるヤミのやるべきことは多く、アジトに戻るのは実に1ヶ月ぶりであった。
それも、引き止めるノゼルやフエゴレオンを振り切っての、やや強引な帰還である。

(一応、ウチの奴ら……特に無茶して頑張ったフィンラルの無事な姿を確認しておきたかったんだが……)

まさか自らのホームで、仲睦まじすぎる空間兄弟の姿を拝むことになろうとは思ってもみなかった。

(……あのヤンデレ弟くんが変わりすぎじゃね?完全にエルフに乗っ取られる前から、フィンラルを殺そうとしたんじゃなかったのか?……それともあれか、変な前髪さんみたいなツンデレってヤツで、素直になれなかっただけか?)


「あっ、おかえりなさいヤミさん」
「……」
ヤミの姿を見て声を弾ませるフィンラルと、その隣で、先程までの楽しげな気配を削ぎ落としたランギルス。

「お疲れ様っス、ヤミ団長!」
「おかえりなさい…随分久しぶりな気がするけど、元気そうね」
「ヤミさん、お疲れ様ですっ!」
「おかえり団長〜!」
「団長、おかえなさ〜い」
「おかえりなのら〜」
「おかえり」
「……ボソボソ(おかえりなさい)」
「おおお、お疲れ様ですぅっっ!久しぶりだと、余計に恥ずかしいぃぃ!」
「よぉ、旦那」
「お〜か〜え〜り〜な〜さ〜い〜」
フィンラルに続いてアスタ、ノエル、マグナ、ラック、バネッサ、チャーミー、ゴーシュ、ゴードン、グレイ、ゾラ、ヘンリーが、ハモるように声をあげ、「おう、元気そーだなテメェら」とヤミが返した。


「……ヤミさんとジャック団長のお陰で、ランギルスを救うことができました。本当にありがとうございます」
フィンラルは立ち上がると、ヤミへ深々と頭を下げた。
「いや、それはお前が頑張ったからだろ」
ヤミがフィンラルの頭に手を置いて、栗色の髪を撫でてやると、嬉しそうに、少し照れ臭そうにフィンラルは頰を染める。
その甘い雰囲気を断ち切るように、椅子を倒す勢いで、やや乱暴に立ち上がるランギルス。

「……エルフに乗っ取られてたとはいえ、ご迷惑をお掛けしたこと、深くお詫びします」
フィンラル同様、ランギルスが深々と頭を下げた。
ヤミだけでなく、他のメンバー達にも向けてのものだ。
すでに個別に謝罪はしていたが、ヤミも揃った為、改めて行う。
一番の被害者であるフィンラルが許していて、尚且つ一緒に謝っていたので、謝罪を受け入れないメンバーはいなかった。

「そりゃま、わざわざご苦労さん。詫びは受け取っとくぜ」
(……だが、このブラコン弟くん、俺に対する敵意はあんま変わんねぇな)

「……ありがとうございます……」
(大事な兄さんをお前に渡すものか)

謝罪を受け入れたヤミに感謝の言葉を述べるランギルスだが、鋭い視線は変わらずその心情を雄弁に語っていた。

(まぁ、コイツと関わることなんざ、もうそんなねーだろうし気にする必要もねーか)
面倒臭ぇと、ヤミは深く考えることを放棄した。

「それともう一つ重要な話があります。僕をこの団に入れて下さい」
(兄さんと一緒にいられるなら、野蛮な団長のいるところにだって喜んで入ってやる)

「……は?」
ランギルスの爆弾発言に、ヤミの咥えていた煙草が床へと落下した。

「……ご存知でしょうが、金色の夜明けは解体されることになり、他の団に移るようにと騎士団本部より指示がありましたので」
「あーそれな……」
(だけど、なんでウチなんだ……って、聞くまでもねーわな)

金色の夜明けの団長であるヴァンジャンスは、内にいたエルフが魔力を使いすぎた反動の為か、昏睡状態になっている。
本来ならば、副団長のランギルスが団長代理となるはずであったが、国王が強く反対した。
初代魔法帝の強い説得により、エルフ転生者は身体を乗っ取られた被害者であり、謀反ではなく罪はないということになったのだが、国王は未だランギルスの姿を見ると殺されかけた恐怖心で縮みあがるのだ。
更に、エルフ転生者が多かった金色の夜明けに対する不信感を訴える者もいた為、団長会議により、苦渋の選択として団の解体を決定した。
代替措置として、移籍先は自由選択で希望先の団長の許可があれば、入団可能となっている。


「……ヤミさん、俺からもお願いします。身内の贔屓目無しで、ランギルスは優秀な奴ですから」
ランギルスの攻撃型空間魔法の強力さは、身をもって知っている。
問題なのは能力ではない。

(コイツ、絶対に俺とフィンラルの仲を邪魔してくんだろ)
私的な懸念である。


「あ、俺も入団希望です」
「ユノ!?」
バーンと入口の扉を大きく開けて部屋に入ってきたユノの言葉に、アスタが驚いた。
ちなみに入口の扉をノックしていたが気付いてもらえず、仕方なく無断で入室したのである。
「今はこの団が魔法帝に一番近いから……アスタには負けない」
「俺だって、負けねーぞ!!」
勝手に盛り上がって熱い視線を交わすアスタとユノの幼馴染コンビ。

「ら〜ユノくんがウチの団に〜嬉しすぎるのら〜!」
その後ろで顔を真っ赤に染めて歓喜し、ヒツジのコックさんでご馳走を作り始めるチャーミー。
「ユノはアンタのものになったわけじゃないんだから、勘違いしないでよねっ!」
チャーミー相手に喚きたてる風の精霊ベル。
「ふんっ、私は別にどっちでも構わないわよ(アスタが嬉しいならいいわ)」
ツンデレぎみに言いつつ、自分の長い髪を払いのけるノエル。
「有望なイケメンなら歓迎するわ〜」
お祭り気分で、酒瓶から直接酒を煽るバネッサ。
「オイ、テメーらうっせーぞ!ヤミさんの声が聞こえねーだろが!」
お前が一番うるせーとツッコミたくなるほど、声を張りあげるマグナ。
「あははっ!強いんなら僕とやろーよ!」
ギラギラした瞳で笑うラック。
「今日もマリーは可愛いな」
鏡に映ったマリーを見つめて、鼻血を流すゴーシュ。
「ヒイィィ!人が多いし、初めましての人もいるし、いつも以上に恥ずかしいぃぃ!」
両手で顔を隠すグレイ。
「……ボソボソ(友達が増えて嬉しいな。2人の人形も作らなくちゃ)」
すでに仲間=友達認定しているゴードン。
「僕〜は〜歓〜迎〜す〜る〜よ〜」
みんなの魔力を吸いすぎないように、廊下から間延びした声でつげるヘンリー。
賑やかなやり取りを横目にキシシッと笑いながら、紅茶を味わうゾラ。

黒の暴牛アジトは今日も相変わらずのカオスっぷりである。

「部屋が足りないなら、昔みたいに兄さんと一緒のベッドで寝てもいい……」
「調子にのんじゃねぇぞ、コラ」
ヤミはランギルスの顔面と、ユノに向かって新品の暴牛ローブを放り投げた。
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