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2019.07/31 [Wed]
ブラクロ妄想
ブラクロ原作、ヤミさんは魔法帝と仲良いし、若返って可愛くなった魔法帝だから、うっかりヤミ✖️ユリウス妄想しちゃったらどうしよう(苦笑)
魔法帝が生きてるなら、話はまだまだ続くのかな?
ピクシブのある方の作品を見てヤミフィンに目覚めたので、ハマったのは最近だったりする。
【鈍いのは誰】
「そこの男!……いや、黒の暴牛の団員の……」
騎士団本部の廊下にて、魔法帝に呼び出されたヤミを待っていた時の事だ。
背後から突然声を掛けられた。
「……え?俺ですか?」
フィンラルが振り向くと、白銀の兜と鎧、青いローブを纏った『碧の野薔薇』の団長シャーロット・ローズレイの麗しい姿があった。
「シャーロット団長!?な、何かご用でしょうか?」
初めてのことに驚きつつも、美貌の団長に話し掛けられ笑顔で対応する。
「男に頼るのは不本意なのだが……その、ヤミのことを……好きな物とか、趣味とかあったら教えてもらえないだろうか?」
普段の凛とした団長の顔ではなく、頬を赤く染め恥ずかしいそうに俯くシャーロットを見て、すぐにフィンラルはピンときた。これは恋する乙女の顔だと。
(こんな綺麗な人に想われてるなんて、ヤミさんも隅に置けないな〜!……いや、ヤミさんって一見粗野で乱暴に見えるけど、本当は仲間思いで意外と面倒見もいいし、戦闘時はもちろんそれ以外でも頼もしいからシャーロット団長は見る目があるな。団長同士だし、まさにお似合いじゃないか……なのに)
ヤミの隣に並び立つシャーロットを想像すると、途端に胸の奥がズキズキと痛んだ。
(おかしいな……俺はただのアッシーくんでしかないのに、なんで……)
「……俺の知っていることで良かったらお話します。今なら少し時間がありますが?」
「そうか、助かる。ここでは何だからお茶を飲めそうなところにでも移動しよう」
「オフは主に何をしている?」
「そうですね、ば……時間があればですけど、絵を描く趣味があるので、風景画などを写生しに出掛けたりしてますよ」
博打と言いかけたが、さすがにそれはまずいと思い別の趣味を話した。
「あのヤミがかっ!?」
「はい、ちょっと意外ですよね。何時間でも描き続けていることもありますよ。他には、やはり鍛錬ですかね。アスタ君と一緒に筋トレしたり、ついでに指導してあげたり」
「君はヤミをよく見ているのだな……色々と参考になったよ、ありがとう。そろそろ戻らなくてはいけない時間だ」
「そうですね……あ」
立ち上がって伝票に手を伸ばしたフィンラルだが、先にシャーロットが伝票を手に取った。
「今日は私が付き合わせたのだから、当然ここは私が支払う」
「でも女性に出させる訳には……」
「全く、男は下らんことに拘ろうとする。それを言うなら私は騎士団長だぞ?」
不敵に笑うと、そのまま伝票を持って会計に向かってしまった。
(綺麗なだけじゃなく、カッコイイ人だな……やっぱりヤミさんとお似合いだ)
また胸がズキンと痛んだ。
「フィンラル、大丈夫だったのかお前?」
「え、何がです?」
「トゲツン女王に拉致られたって聞いたけど」
「拉致って……お茶に誘われただけですよ」
会話の内容は口止めされていたので、あははと笑って誤魔化すフィンラルに、ヤミは眉間に皺を寄せる。
(誘ったじゃなく、誘われただと?……まさかあの女王までフィンラル狙いじゃないだろうな。男勝りな性格だから、フィンラルみたいなタイプに庇護欲唆られるとかか?……大事に見守ってたら、横から掻っ攫われましたなんて笑えねぇ。とっとと俺のもんにしちまわねーとな)
魔法帝が生きてるなら、話はまだまだ続くのかな?
ピクシブのある方の作品を見てヤミフィンに目覚めたので、ハマったのは最近だったりする。
【鈍いのは誰】
「そこの男!……いや、黒の暴牛の団員の……」
騎士団本部の廊下にて、魔法帝に呼び出されたヤミを待っていた時の事だ。
背後から突然声を掛けられた。
「……え?俺ですか?」
フィンラルが振り向くと、白銀の兜と鎧、青いローブを纏った『碧の野薔薇』の団長シャーロット・ローズレイの麗しい姿があった。
「シャーロット団長!?な、何かご用でしょうか?」
初めてのことに驚きつつも、美貌の団長に話し掛けられ笑顔で対応する。
「男に頼るのは不本意なのだが……その、ヤミのことを……好きな物とか、趣味とかあったら教えてもらえないだろうか?」
普段の凛とした団長の顔ではなく、頬を赤く染め恥ずかしいそうに俯くシャーロットを見て、すぐにフィンラルはピンときた。これは恋する乙女の顔だと。
(こんな綺麗な人に想われてるなんて、ヤミさんも隅に置けないな〜!……いや、ヤミさんって一見粗野で乱暴に見えるけど、本当は仲間思いで意外と面倒見もいいし、戦闘時はもちろんそれ以外でも頼もしいからシャーロット団長は見る目があるな。団長同士だし、まさにお似合いじゃないか……なのに)
ヤミの隣に並び立つシャーロットを想像すると、途端に胸の奥がズキズキと痛んだ。
(おかしいな……俺はただのアッシーくんでしかないのに、なんで……)
「……俺の知っていることで良かったらお話します。今なら少し時間がありますが?」
「そうか、助かる。ここでは何だからお茶を飲めそうなところにでも移動しよう」
「オフは主に何をしている?」
「そうですね、ば……時間があればですけど、絵を描く趣味があるので、風景画などを写生しに出掛けたりしてますよ」
博打と言いかけたが、さすがにそれはまずいと思い別の趣味を話した。
「あのヤミがかっ!?」
「はい、ちょっと意外ですよね。何時間でも描き続けていることもありますよ。他には、やはり鍛錬ですかね。アスタ君と一緒に筋トレしたり、ついでに指導してあげたり」
「君はヤミをよく見ているのだな……色々と参考になったよ、ありがとう。そろそろ戻らなくてはいけない時間だ」
「そうですね……あ」
立ち上がって伝票に手を伸ばしたフィンラルだが、先にシャーロットが伝票を手に取った。
「今日は私が付き合わせたのだから、当然ここは私が支払う」
「でも女性に出させる訳には……」
「全く、男は下らんことに拘ろうとする。それを言うなら私は騎士団長だぞ?」
不敵に笑うと、そのまま伝票を持って会計に向かってしまった。
(綺麗なだけじゃなく、カッコイイ人だな……やっぱりヤミさんとお似合いだ)
また胸がズキンと痛んだ。
「フィンラル、大丈夫だったのかお前?」
「え、何がです?」
「トゲツン女王に拉致られたって聞いたけど」
「拉致って……お茶に誘われただけですよ」
会話の内容は口止めされていたので、あははと笑って誤魔化すフィンラルに、ヤミは眉間に皺を寄せる。
(誘ったじゃなく、誘われただと?……まさかあの女王までフィンラル狙いじゃないだろうな。男勝りな性格だから、フィンラルみたいなタイプに庇護欲唆られるとかか?……大事に見守ってたら、横から掻っ攫われましたなんて笑えねぇ。とっとと俺のもんにしちまわねーとな)
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