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愛されるよりも、愛したい全力で

今回はタクト→スガタの片想い小説です☆


愛されるよりも、愛したい全力で1 『偽りの仮面』


15歳の春、青い空、青い海が広がる南の島で、僕は一目惚れをした。
「僕はシンドウ・スガタ。こっちはアゲマキ・ワコ。海岸に倒れている君を見つけた、命の恩人だ」
僕が一目惚れしたのは、大きな瞳が印象的な女の子・・・じゃなく、僕と同性のスガタだった。
スガタは絶えず穏やかな笑みを浮かべてたけど、それが僕には仮面を付けてるように見えて、
僕はスガタの本心、本当の笑顔が見たいと思った。
「ファーストキッスはもう体験済みかな?」
いきなりな質問にドキリとする。
いくら前向き思考な僕でも、ここで「君としてみたい」なんて同性相手に言えるはずが無く、
平静を装いつつ、無難な答えを返すのやっとだ。
スガタとワコが部屋を出て行った後、メイドの子が僕に話し掛けてきた。
「可愛らしい方ですよね。ワコ様は、ぼっちゃまの許嫁なんですよ」
確かにワコは可愛くて、しかも幼馴染みで許嫁・・・なんて、僕のライバルは強敵すぎる。
“初恋は叶わない”なんて聞いたことがあるけど、僕もそうなんだろうか。
誰かを本気で好きになるのも、ましてや同性を好きになるのも初めてで、わからないことだらけだ。
でも、さっき二人に言った言葉、「来てよかった」は嘘じゃない。
僕の初恋が、甘くっても酸っぱくても、全部合わせて青春を謳歌したいと思う。

「1組か」
クラス割りの紙に、僕とスガタとワコの名前が同じ1組にあった。
「君とは縁があるな」
スガタの何気ない言葉にも、ちょっと嬉しくなる僕って、単純かも。

「・・・許嫁なんだって」
「親同士が決めたことさ。21世紀の今日、恋愛は自由だと僕は思う・・・ワコは君が気に入ったみたいだ」
自分のことよりもワコのことを思いやるスガタ。
親同士が決めた許嫁なんて言ってるけど、二人の関係がそれだけじゃないのがわかる。
・・・正直、ワコが羨ましい。

僕がこの島に来たもう一つの理由。
それは僕を捨てた父親を、会って一発殴ること。
その父親の行方というか、秘密が寮の裏にある金山跡・・・が怪しいと思う。
「行くなと言われりゃ、行きたくなるのが男の子ってもんでしょ。
じいちゃん、充実した学園生活、行かせて頂きます!」
フェンスをこじ開けようとしたら、誰か来たので咄嗟に茂みに隠れる。
「あの子・・・!」
変な格好をした怪しい2人組が、ワコを拉致しようとしてる?!
「あの子をどうするつもりだ!?」
「知ってどうする?」
「か弱き者を護れってのが、うちの家訓だ!!」
ワコに何かあったらスガタはきっと悲しむ。悲しむスガタは見たくないから、
ワコを絶対護らなきゃいけないと強く思った・・・。

タウバーンの力で奴らを倒したら、止まっていた時間が再び動き出した。
背後には美しい一面の銀河、そして目の前にはワコ。
まるで世界に二人だけになったかのような静寂。
ぐきゅるるるる・・・ワコのお腹の音が盛大に鳴った。
「あっ」
「・・・うふふふふ」
「・・・ぷっ、あはははは!」
「お腹すいちゃった」
勝手にライバル視とかしてたけど、なんだか、ワコとは良い友達になれると思った。
・・・ワコを好きになればよかったのにとも。

所変わって、翌日の教室。
「全然知らない子」と、ガラス越しにキスをする後ろの席の女の子。
「いいじゃない。ガラス越しなんだから」
委員長の注意も、まるで気にしていない。ある意味、この大胆さは羨ましい。
「ツナシ・タクト君、貴方はガラス越し、アリな人?」
「相手によっては、アリ・・・かもしれない」
・・・スガタ相手なら、ガラス越しでもいいからしてみたいと思った。
なんて、スガタのことを考えていたら、スガタが僕の席にやって来て驚いた。
「ちょっといい?放課後、空いてるか?」
「ああ」
「じゃあ、ちょっと付き合え」
「おぅ!」
デートの誘いだったらいいのに・・・とか、バカなことをちょっと思ってしまった。
「ラブラブね」
・・・だったらいいんだけど。
「シンドウ・スガタ君。彼はガラス越し、アリな人かな?」
もし、アリだったとしても、男相手はナシだよね。
僕がワコや、この人妻さんみたいな女の子だったら、
この気持ちを素直に伝えられたかもしれないのに・・・。
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