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タクトの歌声

愛されるよりも、愛したい全力で8 『タクトの歌声』


「今~世界が生まれ変わる~・・・」
夕暮れに染まる海を、独りでぼんやり眺めながら、ワコの歌を口ずさむ。
「タクトの歌声も、悪くないな」
「・・・スガタ!?」
振り向くと、すぐ後ろにスガタが立っていた。
いつの間に・・・聞かれてたなんて、恥ずかしい。
「・・・最近、元気がないなタクト。ワコが心配してる。もちろん、僕も・・・。
お前、元気が取り柄じゃなかったのか?」
「・・・僕だって、悩める年頃なんです~」
冗談ぶって答えたら、スガタの怖いくらい真剣な眼差しとぶつかる。
「・・・タウは、お前なんだろう?」
「え・・・?」
「タクト、お前が好きだ」
「・・・なんで・・・」
スガタに強く抱き締められた。
「人を好きになるのに理由はいらないだろ・・・。
それに、浜辺で倒れていたお前に、人工呼吸したのは僕だ。お前の唇の感触も、熱も僕は知ってる。
・・・僕にリビドーを流したのが、タクトだってことも」
「・・・!」
「タクトを助けた時は、男同士なんて嫌だろうと、
ワコに口止めして、身代わりになってもらったが・・・」
「・・・嫌じゃない!スガタとなら・・・僕もスガタが好きだから」
僕もスガタを強く抱き締め返した。
「・・・でも、タウじゃなくて・・・僕でいいの?」
「僕が好きになったのは、タクトだ。男だろうと、女だろうと、中身がお前なら関係ない」
一番欲しかった言葉に、胸の奥が熱くなる。
「・・・何で、すぐに言ってくれなかったの?」
女の自分にまで嫉妬して、悶々と悩んだ僕が、情けないじゃないか・・・。
「そのセリフ、そのままタクトに返す・・・何で黙ってたんだ?」
「うっ・・・だって、恥ずかしいから。
女の子になったのは・・・たぶん、僕が女の子ならスガタに好きになってもらえるかも、
・・・なんて思ったからだし」
深層心理が第一フェーズの力に影響するって、そういうことだと思う。
タウになれなくなってから、そのことに気付いた。
う~顔から火が出そうなくらい恥ずかしい・・・。
「そうか・・・」
「・・・!」
スガタが嬉しそうに笑った。
僕がずっと見たいと思っていた、仮面を外した・・・スガタの本当の笑顔。

「タクトがタウだと、本当は始めから気付いてた。確証は無かったが、確信は十分にあった」
「ぇえ!?」
「お前は演技力不足だからな・・・舞台に向けて、僕が厳しく稽古をつけてやる。覚悟しろよタクト」
「でも、もうタウには・・・んっ!」
いきなり、スガタにキスされた。呼吸さえままならない、激しいキス。
「・・・これで大丈夫だろ?」
「え・・・タウになってる!?!」
「お前が僕にしたように、僕のリビドーをタクトに流した。
これでまた、第一フェーズが使えるようになったんだ。
一度決めたことは、全力でやり抜く・・・だろ?」
「ああ!」
スガタの目を見たまま、僕はしっかりと頷いた。
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