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鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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猫松センパイ

なんのキセキか、朝起きたら猫になってたセンパイ☆という黒夜得なパロ♪


※笠松視点。

【猫松センパイ】

いつものように目覚まし時計より先に目を覚ましたオレは、ベッドから降りようとして猛烈な違和感に襲われた。
・・・なんか、ベッドから床まで遠すぎねぇ?
二段ベッドの上にいるくらいの距離を感じるような・・・???
いや、きっと寝惚けてるだけだな!
オレは脳を活性化させる為に、頬を両手で叩いた。
ムニムニフサフサ。
・・・あれ?割と強く頬を張ったつもりなのに、おかしい。手に何か付いて・・・。
ピンクのプニプニしたこれは・・・肉球!!?
「ニャア~~!!?」
なんだコレー!!?と叫んだハズが、なぜか猫の鳴き声みたいな声が出た。
まさか、まさか、オレ・・・猫になっちまった!!?

なんの悪夢か、黒猫になってしまったオレは、鏡の前で自分の姿に10分悩んだ後、気持ちを切り替えて部室に向かう事にした。
・・・アイツなら、なんとかしてくれるような気がして。
「・・・ニャァ・・・」
しかし、通い慣れたハズの距離が果てしなく遠く感じる。
この姿で電車に乗るわけにはいかねーけど、毎日ハードな練習で鍛えているのだから走って行けば大丈夫だと思ったのだが、甘かった。
猫の足だとこんなに時間が掛かって、ここまで疲れるなんて・・・疲労で正直、眠い。

挫けそうになる度に、オレは海常の主将だ!これくらいの事で弱音を吐くんじゃねぇ!!
と自分を叱責ながら、なんとか歩を前に進める。
「ニャッ!!(黄瀬ッ!!)」
後一割で学校という距離で、前方に長身に目立つ黄色の頭を見つけた。
オレは疲れも忘れてその後ろ姿に駆け寄り・・・。
「!!」
―トラックに轢かれそうになった!!
青信号で歩道を渡る黄瀬を追いかけたので、歩行者側は青だったが、曲がって左折してきた大きなトラックには、今の小さなオレの姿は死角になるのかもしれない。
フラフラの身体は咄嗟に避けることも出来ず・・・。
眼前に迫りくるトラックを見つめながら、死を覚悟した。
・・・ごめん黄瀬・・・WC前にオレ・・・。
キキィィィィィ!!!!
急ブレーキの嫌な音が響いたが、俺を襲ったのは微かな浮遊感だけだった。
「大丈夫っスか!?」
オレを心配そうに見つめるライトブラウンの瞳。
「センパイに呼ばれた気がして振り向いたら、ニャンコが轢かれそうになってて驚いたっスよ!でも間に合ってよかった」
優しい笑顔と、温かな腕の中。
そう、オレは間一髪で黄瀬に助けられたんだ。
バカヤロウ!下手したらオマエだって危なかっただろうが!
と叫びたかったのに、「・・・ミャア」と、か細い声しか出なかった。
涙腺が緩むのを見られたくなくて、オレはグリグリと黄瀬に頭を押し付けた。

オレが落ち着くまで、黄瀬はオレを抱いたまま優しく身体を撫でてくれた。
「じゃあ、もう轢かれないように気を付けるっスよ!」
「ニャッ!?」
しかし、腕時計を見た黄瀬は少し慌てた様子で、オレを地面に降ろそうとした。
「痛たっ!爪たてないでっ!」
置いていかれる訳にはいかず、オレは黄瀬の身体に必死にしがみ付く。
「ニャ!ニャニャニャッ!ニャニャンニャッニャーニャニャニャニャン!
(黄瀬!オレは笠松だ!信じられねぇかもしんねーけど、オレも連れてってくれ!)」
「え~と・・・なんて言ってるか、あんまわかんねースけど・・・連れてってほしいんスか?」
「ニャン!(そうだ!)」
「なんか必死そうだし、仕方ないっスね・・・でも、うち怖い監督いるから、大人しくしてるんスよ?」
「ニャア!(了解!)」
「まるでオレの言ってること分かってるみたいっスねー・・・センパイも猫好きかな?」
黄瀬はオレの頭を撫でながら、歩き出した。

「・・・あれ?この時間ならセンパイ来てると思ったのに・・・」
部室の扉の取手を回した黄瀬は、ガチャリと鍵の掛かったままの扉に、不思議そうに呟いた。
・・・黄瀬、オレは今、オマエの腕の中にいるんだよ。
オレは黄瀬の腕の中から、スルリと抜け出して地面に着地すると、黄瀬のズボンの裾をカプリと噛んで引っ張り、誘導する。
「ん?どうしたのニャンコ?グラウンドになんか用っスか?・・・あっトイレ?」
バシッ!
デリカシーの無いバカ犬に鉄拳パンチを繰り出すが、今は猫パンチにしかならず威力が全く出なかった。
グラウンドにやって来たオレと黄瀬。
オレは辺りに人がいないのを確認してから、地面に小さな前足を使って文字を書いた。
“オレ ハ カサマツ”
カタカナなのは、それが一番書きやすいからだ。
「えぇえ!?ニャンコが文字・・・ってか、ホントに笠松センパイなんスか!?」
屈んでオレの顔をジッと見つめる黄瀬の瞳を、真っ直ぐに見つめ返す。
「・・・その眼力は、確かにセンパイっスね!でも、なんでそんな姿に・・・」
「ニャー!(オレが知りてーよ!)」
「・・・そうっスよね」
「ミャミャア・・・(ずっとこのままだったらどうしよう・・・)」
「元気出して下さいセンパイ!今日一日様子をみましょうっス!監督とかには、オレがうまく説明するんで!」
黄瀬はオレの身体をヒョイと持ち上げると、再び腕の中にギュッと抱きしめ、立ち上がった。
オレはそんな前向きな黄瀬の姿と温かさに、バスケの試合時のように勇気をもらう。

「ペットを部活に連れてくるヤツがあるか!」
監督の怒鳴り声が体育館内に響き渡る。
「いや~その、親戚から預かったんスけど、オレがいないと鳴き続けて近所迷惑に・・・」
オレのせいで監督に怒られる黄瀬の姿に、申し訳なさが込み上げる。
「・・・しかしな・・・」
「ニャ?」
その時、バスケットボールに戯れてたオレと監督の目が合った。
「「・・・」」
一瞬の沈黙がやけに長く感じる。
「か・・・可愛いじゃないか」
プルプルと震える声で監督が呟いた。
「・・・え?監督?」
聞き取れなかった黄瀬が聞き返したが、監督はそれには答えず、初めて見るような俊敏な動きでオレの身体を抱き上げた。
「可愛いでちゅね~!でも危ないから、そんなとこにいたら駄目でちゅよ~!
なんならオレの太ももの上に乗りまちゅか~?」
なんで赤ちゃん口調なんだオッサン!?
オレの全身の毛が恐怖で逆立つ。
その場に居合わせたみんなが、監督の突然の変貌ぶりに笑いをこらえてプルプルと震える。
「ニャーッ!ニャニャー!(ギャーッ!助けろ黄瀬!)」
下手に爪を出して追い出される訳にもいかないので、オレは頬擦りする監督の顔を必死に手で押すが、「可愛い肉球でしゅね~!」と喜ばれるだけだった・・・。
「ニャー!!(ヒィィィ!!)」
感極まった監督がオレにキスしようとしてきた。
目前に迫る肉厚な唇の恐怖に、オレの身体が石のように固まった。
しかし、監督の唇が触れる寸前で、オレは黄瀬に救出された。
「監督、ちょっと落ち着いて下さい!監督がそんなに猫好きなんて知らなかったっスよ。
でも、この子シャイなんで、その辺で勘弁してやって下さい」
「・・・おお、そうか。まぁ、今日はその子の可愛さに免じて大目に見てやる」
「ありがとうございます!」
黄瀬は監督の手から奪ったオレの身体を、後ろ手に抱え、さり気なく監督の視線からも庇ってくれる。
「大丈夫っスか、センパイ?」
監督に話をつけた黄瀬が、オレにだけ聞こえる小さな声で囁く。
「ミャアー・・・(ああ、オマエのおかげで助かった・・・)」
今日はすでに大ピンチを二度も黄瀬に助けられた。感謝してもしきれないくらいだ。
その後、黄瀬がオレの身体が冷えたり痛くならないようにとベンチの上に敷いてくれたタオルの上に丸まって、オレはみんなの練習を見守った。
しかし、いつの間にかボールの跳ねる音、バッシュのキュッと鳴る音を子守歌替わりに深い眠りに堕ちていた。

「・・・ニャ~?(・・・あれ、ここどこだ?)」
目を開けると、そこは体育館でも、部室でもなかった。
「目が覚めましたセンパイ?センパイよく眠ってたから、オレの家に抱いて帰ってきたんスけど」
「・・・ニャニャー(・・・わりぃな)」
部活が終わったのも、抱えられても気付かないって、どんだけ寝てたんだオレは・・・。
「あ、センパイのお母さんには、今日こっちに泊まるって電話しときましたから」
「・・・ニャニャニャーニャニャア(・・・なにからなにまでホント、すまねぇ)」
「いつもセンパイにはお世話になってるんスから、こんな時くらい頼って下さいっス!」
先輩であるオレが、後輩の黄瀬の面倒を見るのは当たり前の事なのに、黄瀬の笑顔が眩しい。
「もしセンパイがずっとこのままだったとしても、オレはセンパイが好きっスよ!
変わらず愛し続けますから!!」
猫の姿のままのオレの身体を抱き上げた黄瀬が、誓いの口付けのように、オレにキスした。
監督の時の様な嫌悪感は全く無く、オレはそれを受け入れる。
「うわっ!?」
「センパイ!?」
二人分の体重を受けたベッドがギシリと軋む。
「元に戻った!?」
「・・・やっぱり、昔からお姫様に掛けられた魔法を解くのは、王子様のキスっスね!!
ニャンコのセンパイも可愛かったけど、やっぱり元のセンパイの方が抱き心地が最高っス!!」
人間に戻ったオレの腰の辺りを、ギュ~と力強く抱きしめる黄瀬。
「誰がお姫様だ、バカヤロウ!」
「あいた!」
自称王子様の黄瀬に、オレは早速グーパンチを喰らわした・・・照れ隠しとかそんなんじゃねーからな!!


数日後。

海常高校バスケットボール部主将のオレの朝は早い。
しかし、それに不満を感じた事は一度も無い。
寧ろ、WCに向けて少しでも多く練習したくて堪らないくらいだ。
そんな気持ちに急かされるように、まだ人通りの少ない朝の道を早歩きで通り抜ける。
「ワンワンオ!」
背後から、少し変わった犬の鳴き声が聞こえて、オレは足を止めて振り返った。
金色の毛並みの大きなゴールデン・レトリーバーが、オレを見上げてはち切れんばかりに尻尾を振っていた。
「もしかして・・・オマエ、黄瀬か!?」
「ワオーン!(そうっス!なんか朝起きたら犬になってて)」
犬の姿で必死に訴える黄瀬。あまり違和感が無かったので、すぐに正体に気付いた。
「ワンワン、ワンワンオ!!(センパイのキスで、早くオレを元に戻して下さいっス!!)」
「・・・いや、オマエ今日一日その姿でいろよ。オレ、一度犬を飼ってみたかったんだ」
「ワォォォン~!?(えええ~!?オレ、人間っスよセンパイ!!)」
「おすわり!おて!おかわり!よーしイイ子だ~」
「ワン!(このくらい楽勝っス!)」
オレの指示を的確にこなす健気な犬に愛しさが込み上げて、頭を優しく撫でる。
犬を飼ったらこんな気持ちなのか~癒される。
「すげーモフモフだな」
オレは黄瀬の身体をギュッと抱きしめた。
モフモフの大型犬を抱きしめたいという気持ちが半分、犬の姿だったら照れずに黄瀬を抱きしめられていいなって気持ちが半分。
「クゥゥゥン~ワフワフ!!(ま、センパイが嬉しそうだからいっか・・・センパイの笑顔、超可愛いっス!!)」

それは犬嫌いの監督に、黄瀬が校内から追い出される一時間前の出来事だった。


◎監督でも、可愛い女子高生の監督がやるのと、太ったオッサン監督がやるのとでは大違いな赤ちゃん口調www
まぁ、笠松の場合は誠凛のリコ監督相手でも石みたいに固まるだろうけどvvv

↓元々この曲好きだったんですが、まさか黄瀬・笠松で替え歌を作って下さる神がいたとは!!
後半切ない・・・。でも監督ナイス☆



◎以下、アニマギ24話を見てから追加

アニメは次回最終回でドシリアスだし、腕を切り落とされた白龍が心配だったり(白アリ萌え)したのに、
黒いフルに染まったアリババが「オレは負けねぇっスよ!!」って、キレた黄瀬に見えて爆笑してしまいました!
・・・シバくぞ反省!!
マンガ未読なんですけど、まだまだ続いてるから、アニメのオリジナル話になってるんですかね?
アリババ受にハマってきたから(シンアリとか、ジャファアリとか好きv)マンガ買ってこようかなー・・・マンガより先に同人誌買ってしまったけど。
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黒夜シロ

Author:黒夜シロ
アニメ・ゲーム・マンガ・ワンコ
(ネコ・ウサギ・ハムスターもLOVEv)が大好きな管理人です^^
“BL大好物”な腐女子ですが、よろしくお願いします♪

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