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鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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続続・ギャラルホルン組で幼少期パラレル

感情が昂ると、素が出て“俺”になっちゃうアインが愛しい!
ここまで続くとは思ってなかったのですが・・・もう少しお付き合い頂けると嬉しいです。


【運命の出会い3】

「カルタ様、禁止されていた木登りをするほど体力が余っているなら、それを有意義に使いましょう!今日から護身術をお教えします」
「レディは騎士に守ってもらうものよ!?体を鍛えたりなんて野蛮な事・・・」
昨日の一件でアインとの距離が縮まったカルタだが、プライドが邪魔をして、アインの提案にも簡単には頷けない。
「そうでしょうか?私は、文武両道な方はとても素敵だと思いますが」
「・・・アインがそこまで言うなら、やってあげない事もないわ!」
カルタは腰に手を当て、胸を張る。自分の単純さに、カルタ本人は気付いていない。
「なんで、お・・・僕まで?」
やる気満々のカルタとは逆に、渋々といった感じでマクギリスが呟く。
「カルタ様が木登りしているのを知っていたのに止めなかったので、同罪です。
止めようとされていたガエリオ様は、参加されなくても構いませんが?」
「ううん、僕も習いたい!今度はちゃんと自分の手で守れるように・・・!」

「お三方とも、筋が良いですよ」
「でも、受け身と型の練習ばかりで飽きてきたわ」
「カルタ様、まずは基本的な動作を身体に馴染まさせる事が大切ですので」
「・・・三日間もこの練習ばかりなのは、うんざりしてきたんだけど」
「マクギリス様、ガエリオ様は黙々と取り組んでおられますよ?基礎を疎かにしていては、その先は望めない。
体の鍛錬も、勉強と同じですよ・・・とはいえ、カルタ様やマクギリス様の気持ちもわかりますので、
私を暴漢だと想定し、三人同時で構いませんので、打ち込んできて下さい」
アインに自分の力を認めさせたいという同じ気持ちで、カルタ、マクギリス、ガエリオは互いに目配せをすると、一斉に飛びかかった。

「もうっ!少しは手加減しなさいよ!」
アインに投げ飛ばされる事十数回、恨みがましくカルタが吠える。
「本気でないと、実践では使えませんので。それに、動きがどんどん良くなっているのを、感じているはずです」
「うん!僕も体がイメージ通りに動くようになってきたよ!」
と言いながらも、アインに転がされるガエリオだが、すぐ様起き上がり、次の一手を思案する。
ガエリオに対応しているアインの死角から絶妙のタイミングで、マクギリスが仕掛けた。
「良い狙いですが、殺気が消せていませんよ・・・っと!」
「うわっ!」
足払いを掛けられ、床に倒れ込む寸前のマクギリスの腕を、アインが掴んで起き上がらせる。
「はい、今日はここまでです。皆様、上達が早いので、上手く連携されたら私など、すぐに倒されてしまいそうです」
アインの讃辞と、同時に出された課題に、三人は揃って頷いた。


「マクギリス様は、本当に読書がお好きなのですね」
「わっ!・・・アイン!?」
「驚かせてしまい申し訳ありません・・・カルタ様とガエリオ様が捜しておられましたよ。一緒に遊ばれないのですか?」」
マクギリスとしては二人に見つからない様に隠れていたのに、あっさりアインに見つかりかなり驚いた。
「・・・あの二人は、僕とは違うから・・・」
俯きながらそう呟いたマクギリス。その表情は、伸びた前髪に隠れて窺う事ができない。
「いいえ、同じです」
だが、アインは真っ直ぐにマクギリスを見つめながら、マクギリスの自身を卑下する発言を即座に否定した。
「お前に俺の何がわかる!?何も知らないくせに勝手な事を言うなッ!!」
怒りでアインに詰め寄ろうとしたマクギリスだが、凪いだ海のような瞳を見て、動きを止める。
「・・・俺には半分、火星の血が流れています。地球人は地球出身の純粋な血しか認めていません。
その事で差別されていた俺に、ある方が言ってくれたんです。
“人間としての誇りに、出自など関係無い。自分自身が正しいと思う道を選べ。周囲に惑わされず、お前の生き方を見せるんだ”と・・・
その言葉で、俺は自分を取り戻しました。
・・・もちろん、俺とマクギリス様は違います。マクギリス様の過去も、お察しする事しかできませんが・・・
それでも、口さがない連中と、俺は違うという事を知っておいてほしかったんです。
それとも・・・火星人の俺が、マクギリス様のお側にいるのはご不快でしょうか?」
「アインはアインだ・・・俺は差別したりしない」
ぶっきら棒にだが、アインの存在をしっかりと肯定するマクギリス。
「ありがとうございます、マクギリス様」
アインは喜びで破顔しながら、マクギリスの小さな体を優しく抱きしめた。

「・・・憎しみが簡単に消せない事は、俺が一番よく知っています・・・
でもだからこそ、どうしても伝えたい・・・復讐はより深い苦しみしか生まないという事を・・・貴方には俺の様にならないでほしいから・・・」
マクギリスの耳元で、心の底からの本心をアインは囁いた。
・・・どうか、マクギリス様の心に、俺の言葉が少しでも届くように・・・。
「・・・それは、どういう・・・」
アインの真剣な様子に、否定する気など全く起きないが、真意を測りきれず、マクギリスは問いただそうとした。
「未練や後悔があったから、俺は今ここにいるのでしょうね・・・」
しかし、今にも消えそうな儚げなアインを見て、言葉を呑み込むと、その体を強く抱きしめ返した。
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