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警視庁D課~佐久間刑事の事件簿ファイル1~

ジョカゲのドラマCD第2弾“警視庁D課捜査ファイル”のジャケイラより妄想。
ペンライト振り回してるのって神永かも・・・デスクの下でスマホ弄ってるのは小田切かも・・・と思わなくもないのですが、
一応ペンライトは田崎、デスク下は福本という事で。


【佐久間刑事の事件簿ファイル1】


「貴様、自分の言っている事が分かっているのか!?あの被疑者を不起訴にしろだと!?」

顔を怒りで真っ赤に染め、大声で怒鳴り散らす武藤警視正。

「警視長が許可を出して逮捕に至ったのに、それを覆すなど警察のメンツが丸潰れではないか!」

「しかし、あれは冤罪です!取り調べ中に自白の強制が行われたのは明らかだ・・・裁判で覆された方が警察に不利益が生じるのではないでしょうか?」

「・・・フン!そこまで言うなら、警視長に貴様の意見を伝えてやろう・・・しかし、ただで済むと思うなよ佐久間」

「よろしくお願いします」

佐久間は、目の前の上司に深々と頭を下げた。


正義を守る警察官という仕事に幼い頃から憧れ、自分もその一員になってすでに数年、警部の佐久間は警察組織の内情に辟易していた。

正しい事が正しいと認められない、誤りさえも権力で抑え付ける・・・そんな組織体制に。

上下関係が厳しいというのは重々承知しているし、上司の武藤が自分を煩わしく思っているのも理解している。

・・・それでも、自分の正義を曲げることはできない。



「本日付で、D課に異動となりました警部の佐久間です。よろしくお願いします!」

背筋を正して、良く通る声で挨拶をした佐久間は、これから命を預け合う仲間達に、頭を下げた。

「待っていましたよ佐久間さん、D課にようこそ。僕が佐久間さんの相棒になる三好です」

高級そうなブランドスーツを嫌味なく着こなし、刑事というよりも芸能人・・・と言われた方がしっくりきそうな、

華やかな笑顔を佐久間に向けて、三好は右手を差し出した。

「(相棒なんてシステム、ここにありましたっけ?)・・・僕は実井です。よろしくお願いします」

握手を交わす佐久間と三好を少し離れた場所で見つめながら、ペコリと頭を下げる実井。

「僕は田崎と言います。よろしく佐久間さん」

爽やかな好青年といった印象の田崎。

「・・・福本です」

高い身長と反比例するように、田崎の半分以下の声で、名乗る福本。

(D課は奇人変人の集まりだ・・・などという噂を聞いていたが、そんな雰囲気は全く感じないな。

やはり、ノンキャリアで実績を上げているD課を妬んでの、下らない誹謗中傷か・・・)

武藤に逆らった事での異動だと自覚していた為、少し身構えていた佐久間は、内心ほっと胸を撫で下ろした。

「・・・ところで、結城警視正はどこに?」

「結城警視正は、ここにいる事なんてほとんどありませんよ」

佐久間の疑問に実井が答える。

「単独捜査中なのか?」

「さぁ、結城警視正は秘密主義なので、僕達にも何も知らせてくれませんよ。

一応、僕達からの連絡用の携帯番号はこちらです。それと僕達の携帯番号も登録しておいて下さい」

「・・・・・・」

全員分の携帯番号の書かれたメモを佐久間に手渡す三好。

メモを受け取りながら、この課は仲間同士で報連相をしないのか?・・・と困惑する佐久間だった。


―三日前―

「結城警視正、D課に異動が決まった佐久間です。本日は、先に挨拶をと思い参りました。これからよろしくお願いします!

突然の異動でしたが、結城警視正の功績には同じ刑事として常々憧れておりましたので、嬉しく思います!」

「・・・調べたのか?それとも、ただの世辞か?」

冷たい双眸で佐久間を映す結城。

「調べたというよりも、自分は刑事になる前から結城警視の活躍を可能な限りチェックしておりますので!」

きっぱりと言い切る佐久間に、結城の口元が緩む。

「フッ・・・面白いヤツだな。だが、目に見えるものだけが真実とは限らんぞ?」

「・・・どういうことでしょうか?」

「真実は自分の目で見極め、その頭で考えろ」

「はいっ!」

憧れの結城からの言葉に、改めて背筋を伸ばし、気を引き締めつつも嬉しげに返事をする佐久間であった。


「・・・ところで、お前達は何をしているんだ?捜査には行かないのか?」

宛がわれた席へ、持ってきた荷物の整理整頓を終えた佐久間は、見慣れない光景に目を丸くした。

「僕達って他の課から嫌われてますから、面倒な事件の時くらいしか声なんて掛からないんですよね。

ですから、空いた時間は各自の自由という事になっています」

読んでいる本から目を離さないまま、とても的確な返答をする実井。

「・・・・・・」

実井は読書、三好は手にした赤い手鏡で熱心に自分の顔を見つめ、なぜか福本は大きな体を器用に折り曲げデスクの下でスマホを弄り、

極めつけは片足をデスクの上に乗せて、ペンライトを振り回す田崎。・・・イヤホンを耳に付いているので何か聴いているのだろうが、異様すぎる。

“D課は奇人変人の集まりだ“例の噂が佐久間の脳裏を過ぎる。

(・・・いや、結城警視正が言っていたじゃないか。目に見えるものが真実とは限らないと・・・。

実井の読んでいる本には、事件のヒントが載っているのかもしれない。

三好は、鏡の奥に何かの真理を見つけようとしているのかもしれない。

福本も外部に情報を見られないようにしながら、スマホで情報収集をしているのかもしれない。

田崎の奇行にも、きっと意味があるに違いない!・・・と今は思う事にしよう)

自分の精神衛生の為に・・・胃を押さえながら、そう決めた佐久間。

本人の思惑とは別に、佐久間の考えは的を得ていた。約一名、三好を除いては。

三好は自分の顔を見つめる振りをしながら、鏡の角度を絶妙に調整し、佐久間の様子を伺っていた。(困惑する佐久間さんも可愛いです)なんて思いながら。

(・・・各自の自由という事は、俺が現場に行くのも自由なんだよな?)

と思い立ち、立ち上がった佐久間に、三好が声を掛けた。

「今から事情聴取が入っているのですが、佐久間さんも同席してもらえませんか?」

「ああ、もちろんだ」


「被疑者は甘利という男で、職業はホストです。被害女性からの訴えで、強姦罪の疑いがあり昨日から勾留中です」

「・・・被害届が真実なら、許せないが・・・」

三好から渡された資料に目を通しながら、佐久間は引っかかりを感じていた。

(・・・こんなモテそうな男が、わざわざ犯罪などする必要があるのか?)


「何度も言っているが、俺はやっていない」

質問した三好を真っ直ぐに見つめながら、穏やかに答える甘利。

「では、犯行があったとされるお時間はどちらに?ご家族以外で、証明できる方はいますか?」

「その時間なら家で寝てたな。一人暮らし、今は独り身だから証明してくれるような相手はいない」

「そうですか。それでは、被害女性との面識はありますか?」

「ああ。俺の店の常連客だからな・・・きっと、俺が彼女を振った腹いせの狂言だと思う」

モテる男は辛いな・・・と、三好の隣に立っていた佐久間に微笑み掛ける甘利。

「・・・・・・」

(やましい事がなくても、普通は被疑者にされたら多少なりとも動揺するものだが、落ち着いているな・・・だが、嘘を吐いている者の目ではない)

「・・・俺は少し席を外す」

「わかりました」

取調室を出た佐久間は、携帯電話を取り出した。


「・・・では、勾留中の男の釈放許可と、異動早々の休み申請がしたいという訳か?

貴様は馬鹿か!?何を考えているッ!?・・・と、武藤なら言うところだろうが、許可しよう。貴様の好きにするといい」

「ありがとうございます。結城警視!」

佐久間自身、無理だと思っていた無茶な注文に、結城の許可が出た。


「三好、取り調べは中止だ。釈放の許可が出た」

「・・・佐久間さんの提案ですか?」

「そうだ。結城警視の許可も取った」

「そうですか。では、僕はこれで。みんなには佐久間さんがお休みだと伝えておきますね」

「なぜそれを・・・」

「だって、佐久間さんは今から彼に付き添うんでしょう?後の事は僕に任せておいて下さい」

三好は同性でも魅了されそうな、綺麗な笑顔を浮かべた。

(なぜ、今日知り合ったばかりの俺の行動が、三好に読めるんだ?)

という思いで頭を占めている佐久間に、笑顔の効果は残念ながら無かったが。


「お聞きの通り、甘利さんの釈放が決まったので、帰って頂いて構わないのですが・・・良ければ、俺を同行・・・いえ、しばらく身辺警護をさせてほしいのですが」

「甘利で構わないし、敬語もいらないさ。で、身辺警護ってどういう事だ?」

「・・・今回、被害届を出した女性から、ストーカー被害に遭っているんだろう?

なぜその事を言わなかったのか分からないが、万が一という事もあるからな。だが、これは警察からの要請ではないし、断ってくれても構わん」

「さすが刑事さんだな。俺が言わなかったのは、さっきも言ったが、彼女が常連客で、穏便に済ませたかったからだ。

で、俺を助けてくれた刑事さんからのご厚意は、謹んでお受けするよ」

「では、刑事ではなく、佐久間と呼んでくれ。一人暮らしと言っていたが・・・今から泊まり込んでも大丈夫か?」

「ああ、問題ない」

突然の事で迷惑かと思ったが、甘利は嬉しそうに微笑んだ。
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  • 2016.04/26 13:45分 
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Author:黒夜シロ
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