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鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

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愛しのモルモット

雨が激しかったので、ガンダムカフェは諦め、帰ってきました;

※ジョカゲ、佐久間不憫SS。
公式ツイッターで紹介されてるグッズのクッションストラップの組み合わせ、裏表がみよさくとかGJ!
クールデザインのうちわは佐久間さんがセンターvそして、どちらも隣に三好vvv


【愛しのモルモット】

「ふっふっふっ!ついに俺は完成させたぞ!」
白けた様子の他の訓練生達など気にもせず、高揚した神永が叫んだ。
「これぞ究極の惚れ薬!気になるあの子のハートを狙い撃ち!そして、これを売って儲けて、もう貧乏所帯なんて呼ばせないぜ!」
「・・・最近、調合室に籠ってると思ったら、そんなの作ってたわけ?ってかさ、誰かに試して効果を確認したの?」
明らかに信じていない、疑いの目を神永に向ける波多野。
「いや、俺はこんな薬が無くてもモテるから、まだ試しちゃいない」
「・・・・・・」
どや顔で言い切る神永に、呆れて突っ込む気すら起きない波多野。
「しかし、ここにはいい実験だ・・・いや、恋愛事に疎そうな佐久間さんがいる!この薬で佐久間さんを惚れさせられたら・・・」
カタン。
「お前達、まだ起きていたのか?」
噂をすればなんとやら・・・そこに佐久間が現れた。
「ちょうど良かった!」
「・・・何がだ?」
「喉を潤す為に佐久間さんが来ると思って、ちょうど水を用意したとこだったんですよ」
「そうなのか?ありがとう」
神永の態度は少し、いや、かなりわざとらしかったので、平素の佐久間なら警戒しただろうが、今は夜中の4時過ぎ。
寝惚けていた佐久間は素直に神永から水を受け取り、一気に飲み干した。
その場には結城を除いた全員が揃っていたが、残念ながら止める者は一人もいない。
ガタッ!
「佐久間さん!?」
突如、足元から崩れ落ちる佐久間の体を、三好が抱き止めた。一番遠くにいたはずだが、見事な早業である。
佐久間の呼吸と脈を確認した三好は、無言で神永を睨み付ける。
「・・・あれ?」
静まり返った食堂に、神永の間抜けな声が響いた。

「・・・気分はどうですか佐久間さん?」
「三好?」
佐久間のベッド脇に腰掛けていた三好が、目を覚ました佐久間の顔を覗き込んだ。
「よく寝たし、気分は良いくらいだが・・・どうかしたのか?」
「今朝方の事は?」
「ずっと寝ていただろ?」
「・・・そうですか」
「悪いが、着替えたいので部屋から出てくれるか?」
「・・・?いつものように、僕に構わず、着替えてくれて構いませんよ?」
「・・・そうか・・・」
ムッと眉を顰めて三好を見た佐久間は、三好の横を通り過ぎ、着替えを持って部屋から出て行った。
「・・・どういう事ですか?」
D機関に所属するメンバーは全員男。三好の知る限り佐久間が着替えをするのに、人目を気にした事など無かったはずなのだが。

「今から、外に昼食を食べに行くんですが、佐久間さんもどうです?」
「・・・いや、俺はいい」
「そうですか・・・」
このやり取りはいつも通りだが、自分達を窓越しに見送る佐久間の気配を感じない。
授業の監査中も、三好にだけ佐久間の視線は注がれていなかった。
廊下で三好がさりげなく待ち伏せてみても、三好を見た途端、踵を返し立ち去る佐久間。
(佐久間さんの様子が明らかにおかしい・・・僕の事だけ避けていますよね)
スパイが感情を表に出すなど愚かしいと分かっているが、イライラしている自分に三好は気が付いていた。
(昨日、正確には今朝方まではいつも通りだった・・・心当たりがある原因と言えば・・・)

「どういう事です神永?」
「・・・何がだ?」
三好の言いたい事を理解しつつ、とぼけた振りをする神永。
「神永の薬(入りの水)を飲んでから、僕に対する佐久間さんの様子がおかしい事に気付いていますよね?」
「・・・不思議だよな。本当だったら薬を飲んだ後、最初に見た人物に恋するハズなのに、まるで逆効果だな!」
悪びれもせず、カラカラと笑う神永。
「・・・笑い事じゃありませんよ?」
神永を壁際に追い詰めながら、顔面ギリギリの壁を殴り付ける三好。
「お前が本気になるなんて、らしくないぜ三好?」
「・・・一度、どちらが強いか試してみたかったんですよね」
神永の安っぽい挑発に、作り笑顔で答える三好。

「何をやっているお前達!?」
神永と三好がいた調合室に佐久間が闖入した。壁を叩いた音を聞きつけたらしい。
「佐久間さん、ナイスタイミング!」
素早い動きで佐久間の手を引いた神永は、佐久間の体を三好へ押し付け、自分はその場からの逃亡に成功する。
「待て神永!」
神永を追い掛けようとした佐久間の手を、引き寄せる三好。
「・・・佐久間さんは僕の事が嫌いですか?」
「・・・何を言って・・・」
真っ直ぐに佐久間を見つめる三好と、三好の視線に耐えられず下を向く佐久間。
「・・・離してくれ」
「離してほしかったら、僕の質問に答えて下さい・・・簡単でしょう?」
「・・・言いたくない・・・」
弱々しく呟く佐久間の様子が気になって、顎の下を指で掴んで、強引に顔を上げさせる三好。
頬を僅かに赤く染め、辛そうに眉根を寄せる佐久間、その顔はまるで・・・。
(あの薬は効いていた・・・?佐久間さんが僕を避けていたのは、僕の事を意識していたからなのか)
「・・・では、質問を変えます。・・・佐久間さんは僕の事が好きですか?頷くだけで構いません」
微かに上下に振られる頭。
「佐久間さん、僕も貴方が・・・!」
佐久間を抱きしめようとした三好の両手が大きく空振った。
「はーい、そこまで」
その場に突然介入した波多野が、三好の右手を後ろ手に締め上げ、顔面を壁に押し付けた。
「くっ・・・!(僕とした事が二人の気配に気付かなかったなんて!)」
「俺らに気付かないとか、三好ってば佐久間さんに必死すぎて笑えるんだけど」
三好の心を読んで、楽しそうに笑う波多野。
「はい、佐久間さんはこれを飲んで下さい」
もう一人の介入者、実井は突然の出来事に驚く佐久間を落ち着かせるように穏やかな微笑みを浮かべながら、
解毒剤入りの水の入ったグラスを佐久間に差し出した。
「・・・僕達は結城中佐の命令で、二人を監視していたんですよ」
薬を飲んだ途端、またも眠りに落ちた佐久間の体を軽々とお姫様抱っこしながら、にこやかに実井が説明する。
「佐久間さんは僕がお部屋に運んでおきますので、三好は波多野と一緒に結城中佐に報告をお願いします。
あ、安心して下さい。一番の元凶の神永は、小田切が確保済ですので」
実に良い笑顔を浮かべる実井だった。

「あんな薬に頼らなくてもさ、三好だったら佐久間さんを落とすくらい、容易いんじゃないの?」
両手を頭の後ろで組みながら、ちらっと隣を歩く三好に視線を投げかける波多野。
「そうですね」
不敵な笑顔を返す三好。しかし、内心は・・・。
(本気で好きになったら、なりふりなんて構っていられませんよ・・・いつまでも一緒にいられるわけではありませんし・・・)
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