Monochrome

鉄血のアイン、2期のジュリエッタ、JGの佐久間中尉、とうらぶを愛する個人の趣味サイトです☆女性向けです!総受けです!・・・苦手な方はバック推奨。

Entries

がんばれ!ペットシッター佐久間さん

・・・今朝の4時に野良猫の鳴き声で起こされたのは自分ですw

サンプル分としてアップされてた『Dの魔王1』の冒頭(?)20数頁を読んだのですが、佐久間さんが初っ端から魔王にカモられてたw
守銭奴魔王と言われたり、アニメよりもスパイマスターがお茶目で面白かったけど、三好の佐久間さん弄りがヒドイwww


【がんばれ!ペットシッター佐久間さん】

参謀本部まで定期報告に行っていて、D機関に戻った佐久間は結城中佐のいる執務室の扉をノックした。
「・・・佐久間、ただいま戻りました」
「ご苦労だったな・・・おかえり」
「・・・・・・?」
結城からの労いの言葉に、佐久間は驚いた。
いつもなら、そうかの一言や、無言で書類から顔を上げない結城なのだから、当然である。
(・・・なんだか、嫌な予感がする・・・)
機関員と行動を共にするなか、少しずつだが確実に磨かれてきた佐久間の勘が警告を発する。
「・・・では、自分はこれで・・・」
「待て。貴様に頼みたい仕事がある」
長居は無用と立ち去ろうした佐久間は、案の定、結城に引き留められた。
「・・・仕事とは、どのような内容でしょうか?」
「入ってこいお前達」
結城が指を鳴らして合図を送ると、部屋に入ってきて横一列にズラリと並んだのは・・・
(犬と猫・・・だと?てっきり彼等かと思っていたのだが・・・)
行儀良くお座りする犬4匹と猫4匹。
「あの・・・これは?」
困惑する佐久間に、結城が淡々と説明する。
「本日の薬学の授業中に、不慮の事故が起きてな・・・その結果がこれだ」
「・・・あの、おっしゃっている意味がわかりません」
(そんな、まさかな・・・)
佐久間の頭に浮かんだ考えはあまりに常識外れなものだったので、自分自身でその思考を否定する。
「この獣達は、お前のよく知るD機関員達だ」
「・・・人間が動物になるなどと・・・いくら自分でも、そのような嘘には騙されません!」
じっと自分に注がれる8匹の視線に気付いていたが、あえて無視して言い募る佐久間。・・・嘘だと言ってくれと念じながら。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
嫌な沈黙が流れる。
「・・・ふん、嘘だと言いたいところだが、これは現実だ。
起こした問題は自分で解決するのがここのルールだが・・・今回ばかりは仕方がない」
その姿では、薬の調合もできんだろうからな・・・と吐き捨てる結城。
「俺は薬の材料の調達に行かねばならん。その間、こいつ等の面倒は貴様に任せる」
鋭い眼差しで佐久間を射抜きながら、結城は命令を下した。
「見た目は獣だが、中身は人間だ。そのくらい、貴様にもできるだろう?
・・・しかし、この状態が長引けば、意識まで獣化する可能性が考えられる。俺は、早急に解毒剤の準備に取り掛かる」
伝えるべき内容は伝えたと、結城は部屋から出て行ってしまった。
残された佐久間は、これは現実・・・と自分に言い聞かせながら、モフモフとした動物・・・いや、機関員に向き直った。

「まずはどれが誰か正確に把握したい。点呼を取るから、返事をしてくれ・・・まずは甘利」
「ワウ!」
尻尾を左右に振りながら、金色の毛並みの美しい大型犬(ゴールデンレトリーバー)が元気良く返事をする。
「小田切」
「ワォン!」
キリリとした瞳の軍用犬(シェパード)が一声吠えた。
「神永」
「ワン!」
昔、佐久間の家にいた番犬と同じ黒茶色の柴犬が、前足で床を叩きながら吠える。
「実井」
「キャン!」
フワフワとした真っ白な毛並みの愛らしい、小型犬(CMで人気爆発中の白い悪魔こと、白ポメ)が吠える。
「田崎」
「ミャア~」
黒猫が招き猫ポーズを取りながら、答える。
「福本」
「ナーゴ」
他の猫よりも一回り以上大きい、穏やかな巨人の愛称を持つ大猫(メインクーン)が返事をする。
「波多野」
「ニャー」
珍しいオスの三毛猫が、長い尻尾を揺らしながら答える。
「最後のが三好か・・・」
「ニャア」
スラリとした体と、短毛ながら高貴な雰囲気の漂う美猫(シャム猫)が律儀に返事をした。

「面倒を見ろと言われたが、何をすれば・・・」
う~んと唸りながら、昔飼っていた犬を思い出す佐久間。
「散歩にでも行くか?」
良い提案かと思ったが、佐久間の足元に座っていた犬3匹もとい、小田切、甘利、実井は首を横に振った。
「じゃあ、球遊びとか?」
(佐久間さん、俺達は人間ですから)
またも首を振る犬組の視線から、そんな言葉が聞こえた気がした佐久間。
「・・・だよな・・・ところで、さっきから俺の尻の匂いを嗅いでる神永は本当の犬じゃないよな?」
佐久間の背後で尻尾を振りながら、フンフンと匂いを嗅ぎ続ける柴犬・・・もとい神永。
佐久間が止めろと言おうとした瞬間、鋭い猫パンチを神永に放つシャム猫・・・もとい三好。
「キャウン!・・・グルル!(痛ッ!何すんだ三好!)」
「ニャーニャニャ(まるで本当の犬みたいでしたので、目を覚ましてあげただけですよ)」
「おい、喧嘩はするなよ」
(僕の心配をして下さるんですか?ありがとうございます佐久間さん)
見事な跳躍力で佐久間の肩に飛び乗った三好は、スリスリと佐久間の顔に頬擦りする。
「なんだ三好?その体だったら、人恋しくなったりするのか?」
わざと猫っぽく、愛らしい仕草をするのは佐久間の警戒心を解く為の三好の計算である。
ちなみに他の猫組である田崎は、棚の上からそんなやり取りを楽しそうに見下ろしていて、
福本は大きな体を器用に丸めて椅子の上で眠っている。
波多野は身軽な猫の体が気に入ったのか、より高い棚の上に登っては、華麗な着地をきめたりと、こんな状況を楽しんでいた。
「・・・何かしたい事はあるか?」
もちろん、今できそうな事で・・・という意味を込めて佐久間は犬組の4人に尋ねた。
自分の肉球を見て、この手じゃトランプもできないしなと・・・肩を落とす甘利。
自分は特にありません・・・と、佐久間を見つめる小田切。
佐久間ではなく、佐久間の肩にいる三好をズルいぞ!と睨んでいて、佐久間の話を聞いていない神永。
唯一、何かを思いついた実井がトコトコとその場を離れ、ズルズルと本を口に銜えて戻って来た。
「これを読めばいいのか?」
返事の代わりに、フワフワの尻尾を左右に振る実井。
確かにその小さな体と、肉球では本を捲るのも難しいだろうと思い、佐久間は近くの椅子に腰掛けると、本を朗読し始めた。
始めのうちは聞きやすいようにと意識して読んでいたが、本の内容が面白く夢中で読み進めた。

最後まで本を読み終えた佐久間が顔を上げると、いつの間にか膝に乗っていた実井が、礼のつもりで肉球をフニフニと押し付けた。
同じく佐久間の膝の上で寛いでいた三好も、負けじと肉球を押し付ける。
(可愛いんだが・・・毛が付きそうだな)
と苦笑いを浮かべて眺める佐久間だった。
結城中佐はまだ帰ってきてないよな?とピッチリとしたお座りを微動だに崩さない小田切に目配せをすると、コクリと頷き返しくれた。
ちなみに、神永と甘利は、佐久間の足元に四肢を投げ出してダラリと寝そべっている。
「・・・そろそろ夕食の準備をしないとな」
窓の外のオレンジ色の空を見て、佐久間が呟くと、立ち上がる邪魔にならないようにと膝上の二人が退いた。

「・・・とは言ったものの・・・」
食堂の調理場に立った佐久間は頭を抱えた。
佐久間の料理経験は無きに等しいのだ。この場に立つのは福本が基本で、佐久間は食べる専門・・・か、外食で済ませていた。
しかし、今の福本は猫になっているし、動物連れで外食に行くわけにもいかない。
「ご飯くらいは炊けるから、その上に鰹節を掛ければ立派なねこまんまに・・・」
(僕達は人間なんですよ。そんなもので納得すると思いますか?)
半分冗談、半分本気で言った佐久間の手を、パシリと尻尾で叩く三好。
「・・・だよな」
悩む佐久間の目の前に天の助け・・・もとい、大きな体を感じさせない身軽さでカウンターの上に飛び乗った福本が、猫の手で指示を出す。
(夕食用に用意していた魚がそこに置いてあるので、この道具で焼いて下さい。
味噌汁の具材はこれです。煮干しと昆布はそこにあるのでちゃんとダシを取ってから、味噌を加えて下さい。
漬け物もありますから、それは切るだけで)
「・・・福本のお陰で助かったよ」
無事、料理を完成させた佐久間はホッと肩を下ろした。
(それは、佐久間さんが最近、自分が料理しているところを細かく観察していたからというのもありますよ)
少し時間は掛かったものの、良い焼き加減の魚や、形良く切られた食材を見て福本が満足げに頷いた。
今の姿では箸など使えないだろうが、人間らしく、食器はいつもの物を使い盛り付けた。
大型犬組は椅子に座っているが、猫組と小型犬の実井が机に座るのはこの際仕方ないだろう。
「頂きます」
両手を揃えてから、箸を持った佐久間だが、口を付けようとしないみんなに気付いて、首を傾げた。
「どうしたんだ?」
垂れそうになった涎を舌で舐め取る波多野を見て、佐久間はその理由に気付いた。
(・・・猫舌というくらいだから、熱いのが苦手なんだな)
猫だけでなく、犬も熱い物を食べられないと飼っていた犬で思い出した佐久間は、病人に粥を食べさせる時のように、
それぞれの料理にふーふーと息を吹きかけて冷ましてやる。
(僕達は少し待てば食べられますし、佐久間さんは先に食べて下さい。・・・佐久間さんの分が冷めてしまいますよ)
三好が止めようとしたが、佐久間は譲らず、全員の分を冷まして回った。
「料理は揃って食べた方が美味いからな。改めて、頂きます」
今度は、全員揃って仲良く食べ始めた。
そして、佐久間を除く全員が思った・・・どんな高級料亭よりも、佐久間の作った心の籠ったこの料理が一番だと。

食後、またも実井が持ってきた新しい本を朗読し終えた佐久間は、風呂で汗を流した後、自分のベッドに横になった。
「・・・狭いんだが」
夜と朝方はまだ冷え込む春先なので、その温もりは心地良かったが、お世辞にも大きいと言えないベッドの上に、
犬と猫合わせて8匹(うち2匹は大型犬)が一緒にいるのは、窮屈だった。
「自分のベッドで寝ないのか?」
佐久間が非難がましく問い掛けるが、みな寝た振りを決め込み、動こうとしない。
佐久間の声を拾った耳がピクリと動いているので、起きているのに気付いた佐久間だが、今だけだしな・・・と諦めて、眠りについた。


(・・・この姿だったら、佐久間さんに素直に甘えられるし、悪くないかもしれないですね・・・)
いつもは寝起きの良い三好だが、猫の姿だからなのか、佐久間の温もりが心地良いからなのか、
なかなか起きる気になれず、微睡みながらそんな事を想う。
そんな三好とは逆に、パッチリと目を覚ました神永は、犬の無邪気さを装いながら、ペロペロと眠る佐久間の顔を舐め回した。
「うわっ!?」
それと同時に、ベッドが大きく軋み、全員が目を覚ました。
「・・・あれ?俺、元に戻った・・・???」
起きた三好が最初に目にしたのは、佐久間の唇に舌を這わせた状態のまま固まる、人間の姿に戻った神永(全裸)だった。
(・・・神永、貴様ッ!!)
毛を逆立てた三好は、爪を出して神永の顔を引っ掻いた。

「・・・で、神永は俺に口付けたら、元の姿に戻ったと?・・・信じられん。まるで夢物語だ・・・」
「ええ、俺も嘘みたいだと思いますが・・・おそらく」
額を押さえる佐久間と、神妙そうに頷く神永。
「キュンキューン!(まぁ、試すだけならタダなんだから、俺ともしましょうよ佐久間さん!)」
わざと甘えた声を出して、佐久間を誘う甘利。
「・・・そうだな」
相手が犬だからと、特に抵抗も感じず、佐久間は屈んで甘利に口付けた。
「本当だったな」
たちまち人の姿に戻った甘利(全裸)が、笑顔を浮かべる。

順番に口付けを済ませ、無事元の姿に戻った機関員達・・・しかし、その中に三好は含まれていない。
「なに拗ねてんだよ三好!このまま猫になってもいいのかよ?」
高い本棚の上から、冷たい眼差しで神永を見下ろす三好。尻尾は不機嫌そうに、左右に揺れている。
(ずっとは困りますが、もう少し、この姿で佐久間さんに甘えていたかったのに・・・!)
「・・・もういいぞ神永。三好は解毒剤で治してもらおう・・・三好はプライドが高いから・・・俺と口付けなんてしたくないんだろ?」
落ち込んだ様子で、切なげに呟く佐久間を見て、即行で本棚から佐久間の肩へ飛び移った三好は、
これは自分のものだと主張するようにスリスリと体を擦り付けた後、佐久間の唇を奪った。
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

黒夜シロ

Author:黒夜シロ
アニメ・ゲーム・マンガ・ワンコ
(ネコ・ウサギ・ハムスターもLOVEv)が大好きな管理人です^^
“BL大好物”な腐女子ですが、よろしくお願いします♪

FC2カウンター

最近の記事

月別アーカイブ

右サイドメニュー

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム